SAMPLE

松井周(劇作家・演出家・俳優)の主催する個人ユニット。青年団自主企画を経て、2007年に劇団として旗揚げ。2017年に個人ユニットになる。演劇という現実と虚構の入り混じった表現を通じて、人間とはいかに複雑な動物であるかを問う。人間は「ホント」と「ウソ」が切り離せない動物であり、時には思いも寄らないふるまいを行ってしまうことを、移り変わりの激しい現代社会の「サンプル」として表現する。松井周の世界観、言葉、肉体表現が「デタラメな現実世界を生き抜くための抵抗ガイド」として機能することを目指している。活動範囲は、公演、ワークショップ、雑誌、芸術祭への参加などあらゆる方向に広がっている。
作品が翻訳される機会も増え『シフト』『カロリーの消費』はフランス語に、『地下室』はイタリア語と韓国語に翻訳されている。

『自慢の息子』(2010年)で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。
2016年『離陸』でKuandu Arts Festival(台湾)に参加、2018年『自慢の息子』でフェスティバル・トートンヌ・パリ(仏)に参加した。

  • X(旧Twitter)

関連作品