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社会とつながろうとして失敗した家族は海の上で暮らしていた。漂流するその家族たちにゆっくりとガレキが、家のガレキが、近づいてくる。ガレキは漂流家族たちの間をぬって海辺へと流れてゆく。家族たちは新しい社会とのつながりを求めてそのガレキを追うが…。
1967年、秋浜悟史自身の作・演出により第1回紀伊國屋演劇賞を受賞した記念作。東北地方のある寒村。ほらんばか(ほら事語り)と呼ばれる男と姉妹の奏でる愛の不協和音。秋浜悟史追悼公演として、鵜山仁の演出により上演。
慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いで出会った落ち武者と戦場泥棒の浮浪児たち。むささびのお霧、人の心を読み取ることの出来る離れ猿の佐助、腕自慢のずく入の清次、戦場でギターをかき鳴らすキリシタンの望月六郎……などなど個性豊かな面々。のちの真田十勇士である。慶長19年(1614年)、徳川対豊臣の大坂の陣が勃発、智将・真田幸村とともに劣勢の豊臣方として参戦する真田十勇士。豊臣秀頼・淀君母子に寄り添う大坂
『小説神髄』『当世書生気質』で近代文学の誕生に貢献し日本初のシェイクスピア全巻完訳を成し遂げた巨人、坪内逍遙。しかしその人生は、挑戦と失敗の繰り返しだった...。江戸から明治へ。時代の狭間で、時に滑稽と笑われながら日本独自の新たな演劇の創造に情熱を燃やし続けた逍遙。彼の破れた夢の残照から現代を照射する!
日本を代表する劇作家で童話作家の別役実が、「西遊記」を下敷きにして、2005年にピッコロ劇団に書き下ろした奇想天外なファミリー劇場『飛んで 孫悟空』。兵庫と東北、ともに震災を経験した地域どうしの演劇を通した交流を発展させるため、仙台で活躍する俳優4名を客演として招いて製作、2014年8月、ピッコロシアター、いわき芸術文化交流館アリオス、日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)で上演。
バス停――。男がバスを待っている。女が声をかけてきて、男に棲み付いた。別の女がやって来て、男は二人の女の深みにはまった。また別の男女がやってきたころには、男はすっかり彼等の手中。ところで…本当にバスはやってくるのだろうか…。兵庫、東京(「別役実祭りin俳優座劇場」参加)、モスクワ(「チェーホフ国際演劇祭」参加)で上演。
深い闇の中に、鋭く射し込むスポットライト。魂に響くヘンデルの名曲と台詞。苛酷な運命に操られる若者たちの悲劇を、幻想的な美しさと、力強いタッチで浮かびあがらせる。ワレリー・ベリャコーヴィチが世界を驚かせた魔法の演出!!天才演出家ワレリー、凄艶華麗なる剣幸、そして、抜群のアンサンブルで魅せるピッコロ劇団、ついに“劇突”。
尼崎の市営団地。向かい合った棟の向かい合ったふたつの部屋の灯り。そのふたつはまるで呼応する螢の光のように瞬いて-。角ひろみによる第4回近松賞受賞作品を、深津篤史(桃園会)が演出。
父は息子探しで異郷の地、領主に捕まり大ピンチ。身代金ありゃ助かるが、世の中そんなに甘くない。母は皆とはぐれて一人寂しく尼になる。双子が二組!! 揃いもそろって瓜二つ、しかも名まで同じとくりゃ、ややこしいったらありゃしない。ところがそんな6人が、23年 時を経て、おんなじ場所に居合わせる!!!妻は夫を取り違え、夫は妻の妹に乗り換える?! 間違いに次ぐ間違いで、てんやわんやの大騒動!!!江戸時代の日本
ひよわな漫画少年と、バンカラ・明石との友情を描いた「ゴッドファーザーの息子」、戦時中、蝶に魅入られ駆け巡る山で、一人の少年と出会う「ゼフィルス」、青春であるべき中学時代の軍事教練、勤労動員、大阪大空襲、そして終戦を描いた「紙の砦」。手塚治虫の3作品を原作に紡ぎだす、少年・大寒鉄郎の物語。
「耳なし芳一」「雪おんな」を収録した「怪談」などで知られる小泉八雲と妻セツのゴーストリーな世界を描く。
京都駅から南東に伸びる京阪沿線の高架下に、ポツリと佇むダイナー「water lily」。経営者の桐野京子は、コーダである20歳の息子、ひかると静かに暮らしていた。ある日、ひかるは恋人である森田優子をダイナーに連れてくる。すぐに意気投合する京子と優子であったが、次第に、優子に隠された過去が明らかになる。COVID-19が猛威を振るう中、宙に描く、あなたの指先が燃える時、悲劇が起こる。桃色声劇第二弾で
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90年の『怪盗ダブリン4号~IF I SHOULD FALL FROM GRACE WITH GOD』に続く遊気舎ケルトシリーズ第2弾。アイルランドか浜松で死にたいと常々語る後藤ならではの、ウェルメイド感あふれる重厚な仕上がりとなった。シリーズに共通する謎の宝剣ポーグ・マホーンが巻き起こす奇跡を、奇病で苦しむ町を舞台に描く。観客のルーレットで次のシーンを決める究極の客いじりも入れながら、これで座長
売れない童話作家が子供たちに聞かせる禁断のストーリー。知的障がいを持った男によって現実となっていく。遊気舎史上、最も戦慄する空間が姿を現した・・・。あまりにも恐ろしく悲しく救いの無い物語。
南仏の田舎町で夏休みを過ごす少年カカオと少女リラ、そしてその周囲の大人たち。惑星ピスタチオのもう一人の作家・平和堂ミラノの描く緻密で繊細な物語を、磨き抜かれた集団演技と精緻なパワーマイムで描く。田園風景の中を走る列車、きらめく湖の釣り人たち、雨けぶる小径、にぎやかな夏祭り。全ての風景を描写する「全員全役」演技は、やがて登場人物たちの心理の底までをも描き出してゆく。
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伝説と暴力と学年階級が支配する飛龍小学校。その運動場の地下古代図書館遺跡に眠る宝石・飛龍エメラルドを手にすれば1年生でも6年生を倒す力が得られるという。番長率いる忍者軍団、児童会の超科学部隊、動物を操る闇の飼育委員、噂商人。宝石を巡る全校児童の戦いの渦の中、3年生の探偵ジョーは、誰も知らない恐ろしい宝石の呪いに気づくのだった。大人の俳優たちが全力で小学生たちの戦いに挑む。
西暦2700年代。人類は生身のランナーが音速で走るプロスポーツ「ソニックラン」に熱狂していた。史上最高速度1.71音速を誇るチャンピオン・豹二郎ダイアモンドは、1.72音速の新人・ライデンに敗北。抜き返そうとして筋肉の核爆発事故を起こし瀕死となる。だが彼は絶望ではなく、さらなる速さへの希望を感じ再起に挑むのだった。生身の演技でカメラワークを劇場に出現させ、妥協なきレース描写に挑むSF演劇。
戦国時代のある夜。織田信長と家臣たちは、落雷跡から『チャート式日本史』なる謎の書物を発見。そこには、信長が滅ぼされる運命が記されていた。未来を知った信長を恐れる明智光秀は、本能寺の変を待たずに信長を襲撃、安土城を炎上させる。果たして信長は歴史を覆し、愛する濃姫への純愛を貫けるのか。音速忍者、空飛ぶ僧兵、巨大ロボに変形する城、1万5千人の合戦。壮大な描写の全てに、生身の俳優が挑む
