3歳から100歳まで、観て、聴いて、笑って楽しめる音楽劇!
盲目で生まれた杉の市は、盗みや脅しは当たり前、ついには人を殺めてしまう。殺し殺してまた殺し、その手を血に塗れさせ、悪の限りを尽くしながら、己の身と金の力を頼りに、江戸の盲人の最高位である検校にまで登りつめる。東北の地から江戸へと流れてきた少年は、運命の大きな流れに流される―。二代目藪原検校の、その悪行三昧、闇の世界の一代記。「来世は目明きに生まれてくるぜ。そうして、おっかさんの顔をしみじみと拝ませ
歌って踊って、笑わせる寺山修司のミュージカル!?このミュージカルは、さよならしたことのある人のためのお芝居です。生まれてからまだ一度も「さよなら」と言ったことのない人は、このお芝居を見る前にだれかにさよならして来て下さい。
おりんの村には、70歳になると供の者に背負われて深い山奥の「楢山さん」へ行き、二度と戻らない「楢山まいり」の風習があった。当年69歳のおりんは、一日も早く楢山まいりに行こうとするのだが、孝行息子の辰平は複雑な心境である。一方、辰平の息子けさ吉は、自分の子供が生まれるのが近いこともあり、おりんに早く楢山まいりに行った方がいいという。村には70歳になってもなかなか楢山へ行こうとしない又やんのような者も
物語の舞台は絶海の孤島。飲むと永遠の命を得ることができるという“不老長寿の泉”を巡り、その泉の守り役の鷹姫、何十年もの間、泉から湧く水を待ち続ける老人、そして、新たに水を求めに来た若き王子・空賦麟(くうふりん)、それぞれの水を求める苦悩を嘆き謡う…。今から100年以上も前、ノーベル文学賞を受賞したアイルランドの詩人ウィリアム・バトラー・イェイツは能の世界に影響を受け、劇作品『鷹の井戸』を執筆しまし
「水の駅」などの”沈黙劇”で日本を代表する劇作家・演出家太田省吾の「砂の駅」を、韓国の演出家キム・アラが演出した日韓共同制作作品。ささやかな限りある生命を生き、人生の駅に出会い、別れ、また旅立っていく人々を一篇の詩に描く。出演は元転形劇場の品川徹、大杉連、鈴木理江子らと韓国国立劇団の名優たちが共演する豪華キャスト。太田を敬愛し親交の深かったアラが、豊かな彩りを持つ韓国の感性で太田作品に挑んだ。