演劇
配信可能

わたしのすがた

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わたしのすがた
Photo: Yohta Kataoka
わたしのすがた
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演劇
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わたしのすがた

  • 上演団体:飴屋法水
  • 主催:フェスティバル/トーキョー
  • フェスティバル/トーキョー10参加作品

にしすがも創造舎の校庭に掘られた穴。そのほとりに立つことからこの作品は始まる。穴がもたらした不安定な感情を抱きつつ、観客は地図を片手に周辺の3つの不動産を巡る。今は住む人もいない場所。だがそこに配置されたオブジェやキリストの最期を描いた「十字架の道行き」から引用したテキストは、「誰か」の気配を強烈に感じさせる。どこかのお妾さんが住んだという「だいだいの家」では庭先に、2階建ての白い「半分の教会」では床下に穴があり、また、観客が壁に機悔を記す鍵のついた小部屋もあった。最終地の「休日診療所」には、各所の穴の中身らしき土の山。暗い部屋で対面するのはベッドの上の火葬された人骨らしきかけら。こうした仕掛けは原罪を思わせもすれば、自分の存在の不確かさや不自由さを感じさせもする。最後の建物の最上階には「さあ家に帰ろう」、外に出たところで渡されたパンフレットにはこうある。「わたしは日本に生まれました。わたしは無宗教、無神論者です」(F/T10:Documentsより転載)

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
特定非営利活動法人アートネットワーク・ジャパン
権利処理状況
配信可能

作品情報

上演情報
2010/10/30(Sat)~2010/11/28(Sun)にしすがも創造舎(東京都)
出演者・
スタッフ
構成・演出
飴屋 法水
劇作家
飴屋 法水
音楽
Sachiko M
音楽
吉田 アミ
照明デザイン
仲西 祐介
作品制作スタッフ
小駒 豪
作品制作スタッフ
小池 唯徳
作品制作スタッフ
立川 貴一
作品制作スタッフ
鈴木 沙季
作品制作スタッフ
池田 雅子
作品制作スタッフ
佐久間 樹
作品制作スタッフ
桜木 彩佳
作品制作協力
伊東 弘剛
作品制作協力
磯 さくら
作品制作協力
大西 香澄
作品制作協力
小熊 早千香
作品制作協力
角田 真奈美
作品制作協力
グジェゴシュ・クルク
作品制作協力
柴田 貴輝
作品制作協力
田中 淳一郎
作品制作協力
中井川 大介
作品制作協力
中村 ゆい
作品制作協力
平井 誠
作品制作協力
フクシマ ミキ
作品制作協力
星野 圭一
作品制作協力
眞井 康弘
作品制作協力
宮本 聡
作品制作協力
山口 俊郎
作品制作協力
渡辺 コウヘイ
技術監督
寅川 英司
技術コーディネート
片岡 陽太
技術コーディネート
井黒造園
技術コーディネート
山田 雄太郎
技術コーディネート
武藤 昌平
技術コーディネート
(株)古田硝子店
システムコーディネート
向井 朗
システムコーディネート
金築 浩史
音響協力
田鹿 充
音響協力
ZAK
演出助手
村田 麗薫
制作進行助手
コロスケ
制作進行助手
西島 亜紀
プロデューサー・ドラマトゥルク
相馬 千秋(フェスティバル/トーキョー)
制作
小森 あや(フェスティバル/トーキョー)
制作補
白井 有里(フェスティバル/トーキョー)
記録映像
藤井 光

上演団体情報

1961年生まれ。高校在学中より唐十郎が主宰した状況劇場に参加、音響スタッフを担当。1984年、23歳にて演出家として独立、東京グランギニョルを結成。1990年代以降は現代美術に活動を移し、1995年、人工授精のプロジェクト『パブリックザーメン』でヴェネチア・ビエンナーレに参加。同年、動物商として「動物堂」を開店、動物の輸入と販売、飼育と繁殖に携わる。2005年、必要最低限の食物摂取のみで24日間箱に籠った『バ ング ント』展で活動再開。
2007年SPACでの『転校生』より演劇に復活。2009年より「フェスティバル/トーキョー」に4回連続で参加、『4,48サイコシス』『わたしのすがた』などを上演。2013年に福島県立いわき総合高校でのアトリエ公演として『ブルーシート』を発表、第58回岸田國士戯曲賞を受賞。『ブルーシート』は多くの高校演劇で上演され、フランスでも出版、リーディング公演などされる。また自身の家族3人による児童劇「教室」はドイツ・フランスでも上演された。
自身の作・演出に限らず、藤田貴大、本谷有希子、小説家の朝吹真理子、山下澄人などと演劇の共作。大友良英、山川冬樹、七尾旅人、青葉市子、テニスコーツ、小山田圭吾、渋谷慶一郎、MARKなど世代を超えた多数のミュージシャンとのコラボレーションも多い。2016年、茨城県北芸術祭での「何処からの手紙」を始めとして現代美術での発表も並行して続けている。

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