宮沢賢治作品 初演出となる演出家・宮城聰と、初の演劇台本に挑む小説家・山崎ナオコーラによる、異色のコラボレーションが実現。等身大の人形を駆使し、変幻自在の劇世界を追求した作品。詩人、童話作家として有名な宮沢賢治は、地質学や土壌学の専門家でもあり、貧困を極めていた当時の農民と生活をともにし、収穫量を改善しようと奮闘した。『グスコーブドリの伝記』は、そんな賢治の人生が反映された物語。「人間は自然とどう向き合うべきか」という難問を身をもって体験する主人公を描いている。先鋭な問いを投げかける名作童話の可能性を見つめ直す。
<あらすじ>
きこりの息子・グスコーブドリは、妹のネリと仲良く暮らしていたが、深刻な冷害で両親を失い、蚕の繭から糸をとるてぐす工場で働く。火山の噴火で里へ出て、山師・赤髭と沼ばたけの仕事に精を出すが、日照りが続き、やむなく街へ出ることに。クーボー大博士の講義を受け、火山局の職を得ると、噴火の被害を防いだり、干ばつ対策で雨を降らせたり、仕事に熱中するが、幸せの日々は束の間、再び冷害が到来する。被害を最小限にとどめるため、ブドリは立ち上がる。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額1,045円)
<アクセシビリティ>・バリアフリー字幕・音声ガイド・手話
教育機関向け舞台芸術映像配信サービス「みるステ」
教育目的でのご利用に限り視聴可能です。
無料トライアル期間:2026年4月1日〜2027年3月31日
2027/3/31まで
専用の劇場や稽古場を拠点として、俳優、舞台技術・制作スタッフが活動を行う日本で初めての公立文化事業集団。舞台芸術作品の創造・上演とともに、優れた舞台芸術の紹介や舞台芸術家の育成を目的とする。2007年に宮城聰が2代目芸術総監督に就任以来、より多彩な舞台芸術作品の創造や国際演劇祭の開催とともに、教育機関としての公共劇場のあり方を重視し、中高生鑑賞事業公演や人材育成、アウトリーチ活動などを展開。
笑っちゃうほど刺激的喜劇王モリエールの代表作に、新たな風が吹き込まれる!ドケチな主人公アルパゴンが再婚相手に選んだのは、貧しい家の娘…しかも息子の恋人?!結婚をあきらめさせようとする息子たちに、助っ人も加わりだまし合いが始まった。が、その時アルパゴンの金が盗まれてしまう! 怒り狂ったアルパゴン、犯人探しの先に待ち受けるのは───フランス人演出家ジャン・ランベール=ヴィルドが、SPACの俳優とともに
結婚願望の強い意地悪な二人の姉と、娘を玉の輿に乗せて出世しようと企む父親。その父娘を騙してまんまと末娘シンデレラを手にする王子様……。絵本や映画で親しんだ物語が、ロッシーニのオペラ『シンデレラ』にのって、いま「野外劇場」で生まれ変わる。世紀末の日本から21世紀に向けて送り届ける新しいヒロインとアンチ・ヒロインの物語。
不朽の名作オペラとして知られる『ばらの騎士』。その舞台が華やかな鹿鳴館時代の日本に置き換わり、宮城聰、寺内亜矢子の初共同演出と、古典から現代音楽まで自在に操る根本卓也の音楽で、軽快な演劇作品に生まれ変わる。俳優たちの生演奏にのせ、貴族たちのドタバタラブコメディが初笑いを誘う!
テーバイの王クレオンと少女アンティゴネーの対立を「ナショナリズム」と「テロリズム」という図式に置き換え、国家の政治劇として描く。知的な分析力に優れた演出家のコンセプトが、SPACの俳優の身体と出会い、強度にシンプル化されたギリシア悲劇の世界を野外劇場「有度」に出現させる。
