演劇
アーカイブのみ

WD-What have we done? 2001

演劇
アーカイブのみ

WD-What have we done? 2001

WんことD刃包丁
WD=What have we Done?

20世紀。あれは何だったんだろう。
あれは本当に終わったのか。ならば21世紀は、20世紀を超えられるのだろうか。私たちは何をしたのか。そして、私たちはどこへ行くのか。

「WD」は、パパ・タラフマラ過去最大規模の作品。全4章「I was Born」「Love Letter」「So What?」「The Sound of Future SYNC.」からなり、各章ごとに舞台美術・衣装を変えて繰り広げられる異例の超大作。
現在地球上に存在する人間のほとんどは20世紀に生まれ、20世紀を体験し、そして21 世紀をついに迎えた。その20世紀を回顧してみれば、さまざまなことを言うことができるが、特に人間の価値が大きく揺らいだ時代であったと言えよう。人が塵同然になったり、異常に命の重さが増した時代でもあった。国家が強大な力を持ち、西洋思想が大きく 幅を利かせ、すべては西洋文化が中心となり動いてきたのが20世紀だった。そして、これ らキリスト教的西洋思想の限界が垣間見えたのも、20世紀であった。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
収録日
2001/12/8(Sat)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
2001/12/8(Sat)~2001/12/8(Sat)世田谷パブリックシアター(東京都)
出演者・
スタッフ
世紀を越えた女
小川 摩利子
夏目漱石的なるもので時代を駆け抜けようとした男
松島 誠
20世紀の乞食女
白井 さち子
ニコライスタブローギンになりたくて時代を駆け抜けようとした男
三浦 宏之
美貌の影
関口 満紀枝
腰抜けウェイター
ジョシュ・フォックス
作・演出・振付
小池 博史
美術
会田 誠
美術
松島 誠
オブジェ
田中 真聡
オブジェ
森脇 裕之
衣装
浜井 弘治
舞台監督
大谷地 力

上演団体情報

パパ・タラフマラ/株式会社サイ

団体詳細・作品一覧を見る

パパ・タラフマラ(Pappa TARAHUMARA)は、1982年、代表・小池博史を中心に結成されたパフォーミング・アーツ・カンパニー。「ダンス」「演劇」「美術」「音楽」等の様々なジャンルを巻き込みながら、舞台空間全体を一つのアートに築き上げる手法で多くの観客を魅了した。30年にわたって55作品を制作、35か国で公演活動を続けたが、2012年3月解散公演を終了し、小池博史の個人プロジェクト「小池博史ブリッジプロジェクト」へと移行した 。
小池博史ブリッジプロジェクト: 空間演出家・作家・武蔵野美術大学教授、元パパ・タラフマラ主宰の小池博史が立ち上げた舞台や動画作品の企画・制作を行う団体。アジア各国の伝統舞踊や演劇・舞踊・美術・音楽・映像を融合させた多様な演出に定評があり、アジア各国で21作品を創作し世界12カ国で公演(パパ・タラフマラ時代を加えると10ヵ国で創作、40ヵ国で公演)の実績がある。各国の文化や芸術を融合した作風で、最近ではコロナ禍で「異」なるものに対して不寛容になりつつある社会に空間芸術を通じて寛容の重要性を示し、共生社会の必要性を試みている。

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