演劇
配信可能

船を見る~SHIP IN A VIEW

船を見る~SHIP IN A VIEW
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海と横丁の物語
故郷の、海辺の町を舞台に、様々な人間模様や風景が描かれる。小池が故郷をモチーフに制作。日本という風土を強く意識させる。世界中の一流劇場で公演し続けてきた作品。

演出家小池博史の原風景である、60年代の海辺の町をモチーフとした作品。 「船」とはその町と外の世界を結ぶもの、外の世界への出口でもある。ノスタル ジーに満ちた海辺の町の光景を詩情を湛えて描きつつ、人間の内にある素朴 で満たされない脱出願望を「船」に託す。
ゆっくりと船が横切る。舞台中央にそびえ立つポールは船のマストのようでもあり、校庭に立つポールのようでもある。ノスタルジックな歌声が 響く。モノトーンの衣装に身を包んだ人々。抑制された動きはやがて激しいダンスとなり、一転、舞台は壮大なヴォイスの場となる。
林檎を食べる女。納豆 売りの歌声。教室の風景。人形と踊る怪しい男。日常的な、それだけに根深い感情が顔を覗かせる。

  何処へ行くのか、何処へも行けないのか。
  人々はそれでも、ゆっくりとステップを踏む。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

観劇三昧
有償

オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額1,045円)

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
収録日
1997/4/1(Tue)
権利処理状況
配信可能

作品情報

上演情報
1997/4/1(Tue)~1997/4/1(Tue)セゾン劇場(東京都)
出演者・
スタッフ
出演
小川 摩利子(パパ・タラフマラ)
出演
松島 誠(パパ・タラフマラ)
出演
白井 さち子(パパ・タラフマラ)
出演
鈴木 美緒(パパ・タラフマラ)
出演
縫原 弘子(パパ・タラフマラ)
出演
三浦 宏之(パパ・タラフマラ)
出演
小林 伸江(パパ・タラフマラ)
出演
小神野 貴子(パパ・タラフマラ)
出演
関口 満紀枝(パパ・タラフマラ)
出演
寺西 愛(パパ・タラフマラ)
出演
中村 真咲(パパ・タラフマラ)
出演
ヤン ツイ・クック(パパ・タラフマラ)
小池 博史((株)サイ)
演出
小池 博史((株)サイ)
美術
福島 直美
美術
近藤 恵一
美術
小池 博史((株)サイ)
音楽
菅谷 昌弘
音楽
中村 明一
オブジェ
宮木 亜弥
オブジェ
田中 真聡
オブジェ
松島 誠
ライトオブジェ
森脇 裕之
衣装
浜井 弘治
衣装
磯本 良一
音響
山本 浩一
ステージコーディネーター
菊地 凡平
舞台監督
安部田 保彦

上演団体情報

パパ・タラフマラ/株式会社サイ

団体詳細・作品一覧を見る

パパ・タラフマラ(Pappa TARAHUMARA)は、1982年、代表・小池博史を中心に結成されたパフォーミング・アーツ・カンパニー。「ダンス」「演劇」「美術」「音楽」等の様々なジャンルを巻き込みながら、舞台空間全体を一つのアートに築き上げる手法で多くの観客を魅了した。30年にわたって55作品を制作、35か国で公演活動を続けたが、2012年3月解散公演を終了し、小池博史の個人プロジェクト「小池博史ブリッジプロジェクト」へと移行した 。
小池博史ブリッジプロジェクト: 空間演出家・作家・武蔵野美術大学教授、元パパ・タラフマラ主宰の小池博史が立ち上げた舞台や動画作品の企画・制作を行う団体。アジア各国の伝統舞踊や演劇・舞踊・美術・音楽・映像を融合させた多様な演出に定評があり、アジア各国で21作品を創作し世界12カ国で公演(パパ・タラフマラ時代を加えると10ヵ国で創作、40ヵ国で公演)の実績がある。各国の文化や芸術を融合した作風で、最近ではコロナ禍で「異」なるものに対して不寛容になりつつある社会に空間芸術を通じて寛容の重要性を示し、共生社会の必要性を試みている。

パパ・タラフマラ/株式会社サイの関連作品