最小単位の「ひとつの身体」は舞台上でどう変容するのか---。「ひとつの身体」とは何か、という謎。上村なおかソロダンス第4弾。出演者は上村なおか、ひとり。
最果てで降る雨 からだに浸み込んでくる 沈みながら見る夢 浮かびあがり流れ落ちる記憶くりかえしくりかえしいつからなのかいつまでなのかからだは拡がっていき内が外になり 外が内になる溶け出していく液体の中を泳ぐ魚再び身をひたし もういちど溶ける境い目はもう ない遠く向かって 近くに向かってただひらすらに ずっと続いてゆくその先にしずくは落ちてくるか
80年代に小さな空間でスタートした木佐貫のソロダンス。(渋谷ジァンジァン他)その後、それなりの規模の劇場空間での作品発表を経て、2004年再び小空間における身体一つとの対話作品として発表されたのがこの「S-20」であった。タイトルはソロ作品20作品目という意味。写真家の十文字美信氏の作品にインスパイアされ、協力を得る。地面に墜落する一羽の蝶の写真を壁一面に映し出し、それをバックに時間と空間のズレを
Dance New Air 2016
「ディクテ」とは 韓国系アメリカ人アーティスト、作家であるテレサ・ハッキョン・チャにより1982年 に出版された叙情詩的実験書。多様な文体による文章、図案、写真、他言語を用いて、テ レサ・ハッキョン・チャ自身、チャの母親、朝鮮独立闘争3・1に関わったユ・グアンス ン、カール・ドライヤー監督の無声映画におけるジャンヌ・ダルク、19世紀カソリック 教徒聖女テレーズ・マルタンなどのメタファーを行き来し、
WんことD刃包丁WD=What have we Done?20世紀。あれは何だったんだろう。あれは本当に終わったのか。ならば21世紀は、20世紀を超えられるのだろうか。私たちは何をしたのか。そして、私たちはどこへ行くのか。「WD」は、パパ・タラフマラ過去最大規模の作品。全4章「I was Born」「Love Letter」「So What?」「The Sound of Future SYNC.」
「いますぐそいつを脱げ」「なぁに、世界なんてまた作ればいいんだ。2人で!今宵から!」世界的ベストセラー小説「百年の孤独」にパパ・タラフマラが挑む! 設立時からの念願が24年の時を経て実現した。超現実的で、生々しく、時にユーモラスな、ブエンディーア一族百年史。ガルシア・マルケスの「百年の孤独」からインスパイアーされた本作は、現実と非現実の境目を自在に行き来しながら、性欲に溺れ、孤独に悶える、悲しくも
文明のパレードであり、物質のパレードである。野外劇場で初演され、日本の「舞台芸術の新しい領域を開いた」と評される作品。台詞を全く用いず、従来の演劇、舞踊といった枠組みを越えて新たな劇表現を獲得したこの作品は、パパ・タラフマラの大きな転換点となった。人の生み出した物が、むしろ人を動かして先へ先へと進んでいく。そのような文明のエネルギーを視覚化し、生命と物のパレードとして描く。ロケットを想起さ せる7
海と横丁の物語故郷の、海辺の町を舞台に、様々な人間模様や風景が描かれる。小池が故郷をモチーフに制作。日本という風土を強く意識させる。世界中の一流劇場で公演し続けてきた作品。演出家小池博史の原風景である、60年代の海辺の町をモチーフとした作品。 「船」とはその町と外の世界を結ぶもの、外の世界への出口でもある。ノスタル ジーに満ちた海辺の町の光景を詩情を湛えて描きつつ、人間の内にある素朴 で満たされな