江戸三味線音楽の変遷
江戸三味線音楽の変遷
幕府が開かれた後の江戸の三味線音楽がどのような変遷を辿ったのか
嘉永4年(1851)から文久2年(1862)まで
幕末から明治に至る新時代の前夜25年間です。
お話 竹内道敬
長唄「あやめ浴衣」(1859年)
唄 杵屋巳津也、杵屋正一郎、杵屋佐喜
三味線 杵屋裕光、今藤政十郎、杵屋裕太郎
清元「梅柳中宵月(十六夜)(1859年)
浄瑠璃 清元延初磨、清元延明寿、清元延清恵
三味線 清元紫葉、清元梅弓
上調子 清元延祐幸
常磐津「勢獅子劇場花罾(勢獅子)」(1851年)
浄瑠璃 常磐津和佐太夫、常磐津光勢太夫、常磐津和英太夫、常磐津松希太夫
三味線 常磐津文字蔵、常磐津齋蔵
上調子 岸澤満佐志
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
日本製鉄文化財団は、紀尾井ホールを拠点に音楽分野(洋楽および邦楽)における音楽家の育成、演奏会等の開催、優れた音楽活動に対する支援を目的として1994年に設立されました。クラシックコンサートホール(紀尾井ホール800席)、日本の伝統音楽専用ホール(紀尾井小ホール250席)において、当財団はホール専属のオーケストラである紀尾井ホール室内管弦楽団の運営を始め、クラシック音楽、日本の伝統音楽公演の企画・制作等を行っています。これらを通じて我が国の音楽文化のさらなる発展に寄与することを目指しています。
江戸音楽の巨匠たち~その人生と名曲
今日の私たちに伝えられてきている「江戸音楽」を、その時代にあって創り、育んだ巨匠たちに焦点を当てたシリーズ。第2回は江戸音楽のルーツと中興の祖 初世都一中 五世都一中対談 竹内道敬、徳丸吉彦 「お夏笠物狂」 浄瑠璃 菅野序恵美、菅野序芙美 三味線 菅野序枝、菅野序春「傾城浅間嶽」 浄瑠璃 都乙中、都了中 三味線 都一中 上調子 都勝中
邦楽 華麗なる技
邦楽の「技」と通じてその楽しさを堪能するシリーズ。義太夫節は浄瑠璃のクライマックスともいうべき「段切り」の魅力に迫ります。出演 浄瑠璃 竹本千歳太夫 三味線 豊澤富助、ツレ 豊澤龍爾 聞き手 磯西真喜演奏「近頃河原の達引」堀川猿回しの段 より 「絵本太功記」十段目 より 「菅原伝授手習鑑」佐太村桜丸切腹の段 より 「摂州合邦辻」 より 「新版歌祭文」野崎村の段 より
邦楽 華麗なる技
邦楽の「技」と通じてその楽しさを堪能するシリーズ。繊細で華やかでありながら力強い箏が織りなす豊かな響きをお楽しみください。鼎談 野川美穂子、萩岡松韻、米川敏子「桜狩」 歌・箏 萩岡松韻、萩岡未貴 歌・三絃 鳥居名美野「八重衣」 歌・箏 米川敏子 歌・三絃 米川文子
邦楽 華麗なる技
邦楽の「技」と通じてその楽しさを堪能するシリーズ。三味線の伝来と共に始まった地歌は、三味線音楽の中で一番古い歴史を持ちながら、時代に合わせて新しい音を鳥居入れて変容してきました。地歌の工夫をお楽しみください。対談 『早船』、『雪』合の手、『帯屋』、『虫の音』、『さらし』『ねずみ』より 富山清琴、野川美穂子「さらし」 富山清琴 富山清仁「曲鼠」 三弦本手 富山清仁 三弦替手