作品ノート:
CHIMERA(キメラ)とは「複数の異なる要素から構成される生命体」を意味する言葉ですが、ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合し、新しいダンスを模索してきた「DAZZLE」自身を表しています。そして、今回の作品テーマである「異形」の者を表す言葉でもあります。社会における「異形」というのは、必ずしも外見上のことだけではありません。思考や主義・思想など、心の内面における異質さを指すこともあるのではないでしょうか。その目に見えない「異形性」は非常にあいまいなものとして社会の中を漂っていて、他者とのかかわり合いの中で伝染したり変容したりすることもあります。「違う」ということは嫌悪や恐怖の対象として攻撃されることもあれば、視点・基準が変わり、突如として畏怖や崇拝の対象となることもあります。ひとりひとりの人間の中にある「異形性」が周囲との関係性の中で揺れ動くことの危うさ、もろさ、悲しさを、 DAZZLEの異形のダンスで表現することを試みました。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1913年に創建された倉庫をリノベーションした文化施設。コンセプトは「芸術文化の創造発信」と「賑わいの創出」。コンテンポラリーダンスやアートを柱に、新進アーティストを世界に発信している。フレキシブルな機能を持つホールとギャラリースペースを有し、ダンス等舞台芸術公演や展覧会、屋外広場でのイベント等を通じて横浜の文化と観光のハブ機能を担う。
作品ノート:母親(ママ、おかあさん、おふくろ)とは、子を産み、育てる女性、もしくは、精子と結合し子供へと成長した卵子を提供した女性のこと。その定義は、非ヒト動物にも拡張可能であり、クローン化した体細胞を提供した動物を含めることもできる。母親の、社会的・文化的・宗教的な定義と役割は、複雑かつ相違があり、普遍的に許容可能な定義を特定することは難しい。̶Wikipedia より引用
作品ノート:白い紙から何がうまれるか?神様は白い?苦労をすると白髪が増える?白という色の印象、言葉の印象、白い物の印象、白の魅力。真っ白なところに様々な白を重ねていく。カタチにならなさそうな白を、カラダでカタチにしていく。白から始まるすべてのもの。そして、そこから一人の人物像が浮き上がる。
[作品ノート]身体の内部感覚からダンスを創る。骨盤、背骨、足首、小指、筋肉、血管、そして細胞の一つ一つにいたるまで。カラダのコエをききながら感覚をとぎすます。カラダのコエがあふれ出る、その瞬間。
作品ノート: 日々流れる時間の中で、身体は時間とどのように関わり、どのような影響を受けているのか?人は生まれた時から時間とともに、死に向かって進んで行く。この作品は、そのような身体が持つ時間の流れをテーマにしている。今回、時間を表すものとしてビートが最初に頭に浮かんだ。そしてこれを時間を表すひとつのキーワードとして、作品作りをしました。身体には心臓の鼓動、ビートがある。人は生きている限り、鼓動は休
