演劇
アーカイブのみ

-遍歴の騎士-ドン・キホーテ

-遍歴の騎士-ドン・キホーテ
©urinko 2020
-遍歴の騎士-ドン・キホーテ
©urinko 2020
-遍歴の騎士-ドン・キホーテ
©urinko 2020 写真撮影:太田昌宏
-遍歴の騎士-ドン・キホーテ
-遍歴の騎士-ドン・キホーテ
-遍歴の騎士-ドン・キホーテ
演劇
アーカイブのみ

-遍歴の騎士-ドン・キホーテ

スペインのラ・マンチャ地方に住む郷士アロンソ・キハーノは、仕事も忘れて騎士道物語を読みふけり、ついに自分を遍歴の騎士と思い込み「ドン・キホーテ」と名乗る。騎士に必要なアイテムを揃えるべく、古い鎧を掃除し、やせ馬にロシナンテと名付け、そしてこれまたドゥルシネーアと名付けた思い姫を慕い、世の不正を正す旅に出る。風車を巨人と思い込み戦いを挑み、羊の群れを軍勢と言い張り突撃してゆく「ドン・キホーテ」を正気に戻そうと家族や村人は右往左往するが、引き留めることはできない。そして思いとは裏腹に、次第にキホーテに心動かされてしまうのだった。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
収録日
2018/9/7(Fri)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
2017/4/7(Fri)~2018/9/7(Fri)うりんこ劇場(愛知県)
出演者・
スタッフ
男1、アロンソ・キハーノ、ドン・キホーテ
佐々木 政司(劇団うりんこ)
男2、サンチョ・パンサ
宮田 智康(劇団うりんこ)
男3、神父、ヒロオミ
ひろ~み(劇団うりんこ)
男4、床屋の親方ニコラス
山内 庸平
女1、家政婦
和田 幸加(劇団うりんこ)
女2、姪っ子アントニア
栗本 彩(劇団うりんこ)
女3、サンソン・カラスコ、鏡の剣士
宮川 希実(劇団うりんこ)
女4、テレサ・パンサ
村上 綾菜(劇団うりんこ)
演出
山崎 清介
脚本
山崎 清介
美術
岡本 謙治
照明
山口 暁
音響
角張 正雄
殺陣
戸谷 昌弘
宣伝美術
伊藤 祐基
写真
太田 昌宏
動画制作
清水 智子
その他
遍歴の騎士ドン・キホーテのお話は長い、長くて途方もないエピソードの数々、さらにドン・キホーテの目で見る世界が、彼が読んだ絵空事の物語と重なっている。今回、初めてちゃんと原作を読むにあたって、新たに知ることばかりでした。その中で、この主人公がアロンソ・キハーノという物静かなおっちゃんであり、彼が世の不正をただすためにドン・キホーテと名乗って遍歴の騎士となる。これって、いわば変身ものであり、僕が子どもの頃に観ていたテレビドラマのスーパーマンや怪傑ゾロとすごく近い、その原型と言っていいのかもしれないと感じました。僕も子どもの頃、海外のテレビドラマには影響を受けました。僕自身が主人公に成り切って、動き回っていたのを今でも覚えています。それは今の子どもたちも同じで、男子はヒーローに成り切る快感が、女子はヒロインに成り切りたいという願望がある。そう、特に子どもの頃はね。ところが作者のセルバンテスは、その成り切りたい願望を五十間近のおっちゃんにゆだねた。400年前の作品ですから、今の年齢でいえば六十間近でしょうか。主人公が子どもだと微笑ましいのですが、これが本気のおっちゃんだとわかると、まわりの大人たちはなんとか正気に戻そうと騒ぎ出します。
成り切ったままがいいのか、正気に戻ったほうがよかったのか、それは観ていただいたお客様にゆだねることにいたします。
脚本・演出 山崎清介

上演団体情報

劇団うりんこは創立47年の歴史を持つ児童演劇の専門劇団です。

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