児童文学作家三田村信行の本を題材に加藤直台本・演出、萩京子作曲でオペラ化。初演。
自由を求めて動物園を飛び出したオオカミの「灰色」と「かたみみ」。たどり着いた海を目の前にして、灰色は犬として人に飼われ食べ物に困らない生活を選ぶ。いっぽうかたみみは、灰色の選択を尊重するも、自分ははるかな海を泳ぎ出す。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
[新しい日本オペラの創造と普及]を目的に掲げ、1971年に創立されました。母体となったのは、東京芸術大学内で1965年から12年間にわたって活動が続いた学生たちのサークル「こんにゃく体操クラブ」です。このクラブでは、故宮川睦子氏(元東京芸術大学名誉教授)指導のもと、身体訓練と演技の基礎訓練が行われました。「こんにゃく体操クラブ」出身者たちにより、自国語のオペラ作品をレパートリーとし、恒常的にオペラを上演する専門のオペラ劇団としてオペラシアターこんにゃく座は設立され、現在にいたります。
こんにゃく座初のシェイクスピア・オペラ。初演。座付作曲家である林光と萩京子が、往復書簡のようにして作曲した共同作曲オペラ第一弾でもある。
1986年に初演したオペラ『セロ弾きのゴーシュ』新演出版。宮澤賢治の書いたことばをほぼそのまま台本として作曲し、初演以来、全国の小学校、中学校、高等学校、公文協などで旅公演を重ねてきた、こんにゃく座、作曲家林光の代表作のひとつ。
モーツァルトの「フィガロの結婚」を加藤直の訳で、黒テントの斎藤晴彦などが客演し上演した、こんにゃく座版初演。こんにゃく座ではこの後、1987年、2003年、2006年と加藤直の演出で再演し、全国でも公演をおこなった。
チェーホフ原作「三人姉妹」のオペラ化。器楽編成は、ヴァイオリン、アコーディオン、ピアノという珍しい編成。