紡げども、紡げども・・・・
舞台は諏訪のある製糸会社、労働争議があちこちで起こり始めていた頃。うねるような時代の波に押し流されるように動き出す、跡取り息子と女工の親子二代にわたる愛の物語。数奇な糸車に絡め捕られた愛おしいものたちへの挽歌です。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
劇団芸優座は「青少年にだからこそ最高の演劇を見せたい」という理念のもと、1972年、新宿四谷にて創立されて以来、全国のホール、会館をはじめとする公文協の自主事業、文化庁の助成公演、教育委員会、小・中・高等学校の芸術鑑賞教室での公演を「演劇は、まず面白く、確かなテーマで観客と共に創造する」をモットーに精力的に活動を続けて参りました。
「教科書から消えた文豪」シリーズ。「父帰る」、「ここに弟あり」、「あにいもうと」教科書にも掲載されなくなった文豪の作品をあえて取り上げ、舞台化するシリーズ企画。今回は『家族の絆』をテーマに三作品を選びました。どの物語も、懐かしいのに何故か新鮮で、肉親の愛情の深さ・かけがえのなさといった変わりようがないものを描いています。そして、見失いかけた家族の有り様と、現代の我々が失いかけている、或るいは失って
人間を鋭く温かい眼差しで描く、A・チェーホフの短編喜劇傑作集!『かもめ』『桜の園』などで親しまれるA・チェーホフの短編小説や一幕劇から、ユーモアと生命力溢れる5作品をオムニバス形式で上演する「チェーホフ入門」の決定版。平凡な人々の日常にある喜びや悲しみ、夢や希望と絶望を、瑞々しく、明るく力強く描きます。演目:「煙草の害について」「ぐず」「花嫁とパパ」「悪党」「結婚の申込み」
短編の名手O・ヘンリーの珠玉の名作が楽しめる愛の物語!「最後の一葉」や「賢者の贈り物」は誰もが知ってる名作ですが、O・ヘンリーの短編の数々には、普通の人の何気ないありふれた日常の中にこそある幸せと希望が描かれています。見事なまでの「どんでん返し」をオムニバスでお楽しみ下さい。演目:「心と手」「愛の使者」「賢者の贈り物」「最後の一葉」
人間が人間を差別することの愚かしさ、悲しさ、恐ろしさ・・・奴隷制や人種差別への反対を貫いた『アンクル・トムの小屋』の作者ストウ夫人は、遂にその朗読会を最後にしようと決め、なぜこの小説を書くに至ったか話し始めます。子育てに追われながらも幸せに暮らしていた頃のある悲しい出来事が、その後、彼女自身を奴隷解放運動へと導くのですが、その出来事とは・・・彼女が朗読する小説の一節は、そのまま劇中劇として上演さし