明治38年、日露戦争の真っ只中の九州は小倉。暴れん坊の車夫、人呼んで「無法松」は一本気な性格からいつも騒動を引き起こしている。ある日、怪我をした少年を助けたことから、吉岡家に出入りするようになった。ところが当主の吉岡大尉は戦死してしまう。一家の支柱を失った未亡人良子と息子敏雄への献身的な愛に生きがいを見つけた松五郎。やがて良子へのどうすることも出来ない気持ちと、移り行く時代の流れに翻弄され、悩み苦しむようになる―。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
劇団俳優座に在籍していた10名の若手俳優たちが日本の現実を反映させた創作劇の上演を強く願い、1954年劇団青年座を創立しました。現在劇団員と研究生をあわせ約200名が所属。創作劇の他、海外現代戯曲、過去の秀作等、幅広いレパートリーを有しますが、創立からの基本理念は変わることはありません。今後も日本の創作劇上演を柱にした公演活動を続けることによって、日本演劇の民主的発展に寄与し、舞台芸術を通して日本文化の向上をはかることを目的として活動します。
現代スペイン演劇連続上演No.1
あぶない時代とあぶない街には美しい物語が潜んでいる。この物語は80年代後半のマドリッド旧市街に生れた現代のスペイン論であり、長い牛睡から覚めた現代のウエストサイドストーリーである。
戦争の傷跡が街々にまだ色濃く残る時代、銀座の夜を華やかに彩る一角があった。ジャズが、ジルバが、熱狂の一夜をつくり出す、ここは進駐軍専用キャバレー”パラダイス オブ ギンザ”。三人の男女がここで出会う。通訳志願の学生清水誠、日経米兵ケン・ナカガワ、コーラスガールの青山優子。清水は忽ち優子の虜になるが、自らの心を隠し、ケンと優子の愛の仲立ちを買って出るのだが…。青年座のオリジナルミュージカルが誕生。
劇団青年座創立60周年記念公演 第三弾
大正七年米騒動が起こったその夏、愛は福井若狭の寒村で祖母を見送った。愛の父宇助は地場産業を興そうとしたがうまくいかず田圃を手離し、あげく中風で寝込んでいる。宇助の面倒を看、妾に産ませた鉱太郎と千吉まで引き取って育てる母しん。翌年、愛はしんの後押しもあって棺桶作りの角治のもとに嫁ぐ。角治の母いしは、盲目だったが死ぬまで「ふれごと」をして村を歩いた。いしの日常はいつも明るく生活の知恵あふれ、その中で愛
広い空への憧れから椎の木に登るカエルのブンナ。未知の世界へ思いをはせていたのもつかの間、彼はそれまで自分の敵であった百舌やねずみや蛇達が、無残にも鳶の食糧となり、死んでゆく姿を見ます。敵の上にはさらに大敵があり、自分がいかに小さな存在であったかを知ったブンナの驚き。その恐ろしい体験を通じ、一つの死が一つの生へつながっていくという、生きることの実態、その意味を知ったブンナ達に、やがて新しい季節はめぐ
