演劇
アーカイブのみ

演劇
アーカイブのみ

修道院の経営する老人ばかりの病院の裏庭。この病院はひそかに長期療養者の総入れ替えを行って経営状態を回復しようと、院長を先頭に頭を絞っている。毎日医者と修道尼たちが「さりげない嫌がらせ」を実践しているのだが、さりげなさすぎて今度の患者にはどうにも通じないのだ。その通じない患者──なぜか将軍と呼ばれている老人が車いすで庭に現れ、庭の木の枝に作り物の「鼻」をぶら下げさせている。病院は早くこのあやしげな老人を追い出し、新しい患者を引き取って儲けたいのだが、本人がほかの病院へ行くと言わないのでほとほと手を焼いている。そこへ老婦人が付き添いの娘とともに転院してくる。老婦人が二階の窓からふと庭を見ると、下には車いすの老人がいた。彼女は娘を呼ぶ。「ロクサーヌ、ロクサーヌ……」 老人の体が、かすかに身じろいだ……。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
収録日
1994/12/13(Tue)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
1994/12/14(Wed)~1994/12/23(Fri)文学座アトリエ(東京都)
出演者・
スタッフ
演出
藤原 新平
美術
神田 真
照明
古川 幸夫
音響効果
深川 定次
舞台監督
富田 稔英
制作
浜 逸雄

上演団体情報

株式会社文学座

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劇団創立から85年を超える老舗劇団。日本の創作劇、和物、海外戯曲と幅広く上演。

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