昭和18年、戦争の早期終結の為には、軍部独裁を強める東條内閣を打倒するほかないと考えた中野正剛。
重臣会議により東條英機を退陣させようとするが、その工作は失敗に終わる。
逆に造言飛語、倒閣疑惑により警察に拘留されてしまう。
10月26日に釈放されたが、憲兵隊の監視付で自宅で監禁される。
憲兵は中野正剛を脅迫、自白を強要し議員辞職を迫る。
ペンを折られ、言論の自由を封じられ、監禁された中野正剛。
しかし、彼には自分の命をかけた策が残されていた。
福岡出身、名演説家と呼ばれた戦中の政治家、中野正剛の最期の一日を
史実をもとに顕彰し、描いた作品。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
福岡市中央区唐人町商店街内に拠点を置き、九州を中心に活動。時代劇からファミリーミュージカルと幅広く作品を展開。地元の歴史を掘り起こした時代劇、筑前亀門列伝・唐人歌舞伎シリーズは時代劇ファンのみならず、若い世代にも好評を得ている。また、博多の文化である「博多仁和加」を題材とした作品も手掛けている。その功績が認められ、「令和元年度 福岡市民文化活動功労賞」を受賞。また、学校の芸術鑑賞にも積極的に参加し、全国の学校にて巡回公演を行っている。