どんな苦しい時代でも、それをはじき返してきた民衆の力、とりわけ子どもたちは “あそび” の中で文化を再創造し、今に繋げてきたのではないでしょうか。“岐阜”という土地から「遊び、地域、文化、人間」をベースに、様々な遊びをわらべ唄で繋ぎながら、最後には民話を脚色した「はなさかこぞう」を三味線語り芝居でおおくりします。加納の和傘、美濃和紙、岐阜提灯など岐阜の人々がつくり出した技に包まれ、昔を懐かしみ伝統文化を見直すというだけに留まらず、現在と未来を生きる自分たちと子どもたちの手で新しい劇空間をつくり上げています。
演目:昔あそび(お手玉、なわとび、竹馬、風車、かさ回し)、岐阜の民話より「はなさかこぞう」
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1950年に設立された、子どもたちを観客対象とした専門劇団です。
未来を創るのは子どもー。
本当に自由な社会、真の民主主義の時代を子どもたちとともに創っていくことを願って出発し、北海道、東北、東京、中部、関西、九州と、各地にグループを置き、その地域の文化や伝統に学びながら、創造・公演活動を展開しています。
劇団風の子中部は岐阜県岐阜市を拠点にして、東海地区から日本全国のみならず、海外までも活躍の幅を広げている児童劇団です。
4歳のちーちゃんは今日も元気よく遊びに行きます。「いってきまーす‼」 どんぐり拾いにダンゴムシ集め、葉っぱでお面をつくったり…するとそこへ何かが飛んできた。「ぼくは…ちちりん」それは、しゃべる松ぼっくりだったのです。「ぼく、いってきます言うの忘れちゃった…たった一回のいってきますだったのに…」ちーちゃんはちちりんのために、山を登ってお母さんのところに向かいます。もう一回「いってきます」をいうために
最近弟が生まれ、なんとなく寂しい思いをしている小学5年生の修一と、一人っ子で毎日塾とお稽古ごとで忙しく、あそぶ時間もない同級生の直人。ひょんなことから二人は、かぶと山にカブトムシを捕りに出かけることになります。クヌギの老木の根本を懸命に探す二人。その時、二人を呼ぶ不思議な声がして…いつの間にか“虫の世界”に入り込んだ二人は、目の前で繰り広げられる虫たちのコミカルで懸命な大騒動に巻き込まれていきます
子どもの中に流れている時間はひとりひとり違う。じっくり観察しながら他者を受け入れていく子、好奇心の趣くままいろんなものをどんどん吸収していく子、いろんな人間がいて、色んな気分の時もあって面白い。そんないろんな色の、つぶつぶ、いぼいぼの子どもたちがひとりひとり違う感性で笑ったり泣いたり、ぼーっとしたりしながら観られるような、時間と空間がつくりたいと思って始めたお芝居です。人の声と生の響きを大事にしな
元気で人気者の小学4年生のエイジは、ユニークな同級生たちと楽しい毎日を過ごしていた。しかしある日、偶然が重なり、エイジは「らんぼうもの」のレッテルを貼られてしまう。学校を逃げ出したエイジは、中学生のイサオと出会う。そして決めた。目指すは “かっこいいギャング!” そして、同じクラスのタカヒロとココロとともに大きな夢を叶えるために走り出すのだ!