現代社会に生きる人間はほとんど、誰かの思想による誘導や影響を受けていて、無意識のうちに「規範/ルール」という在り方の中を生きている。街の構造や建築物ひとつをとっても思想が現れ、人々はそれを自然と受け入れながら生活していく。ゆるやかな誘導や構造設計が、支配へと変わっていく道もあるのではないか。それはすでに小さな単位で生み出されているのではないか。誰かを操作することは快楽なのだろうか、権力者はその力に酔っていくのだろうか。小さな誘導がやがて恐ろしい支配へ変化していく様子を、いくつかの歴史的事件と重ねながら語る。今の、これまで味わったことのない類のストレスに抗う視野も含めた、支配と模索の演劇
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(レンタル1,500円)
細川洋平が2009年に立ち上げ2010年より始動させた演劇カンパニー。「物語」の構造を疑いながら、演劇という枠組みの更新へ向けた思索を続けている。第11回せんがわ劇場演劇コンクールグランプリ、劇作家賞、俳優賞(客演)受賞。