【 あらすじ 】ある日、ひきこもりの息子に戦場への迎えが来る。母親は、息子の代わりに自分が出征すると言い出した……。
日常と地続きの戦争を母と子の関係を軸に描く、うさぎ庵流のやわらかな不条理劇 。花組芝居の桂 憲一 、大井靖彦がジェンダーも年齢も超えて、母と息子を瞬時に演じ分ける。二人に関わる様々な他者を演じるのも、花組芝居の植本純米。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
有料オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額550円会員登録+レンタル330円~)
うさぎ庵は、劇作家・演出家の工藤千夏(青年団演出部)が主宰するプロデュース・ユニット。2012年12月31日青年団リンクを離れ、なべげんわーく合同会社プロデュースの渡辺源四郎商店工藤支店と活動を一本化、以後は渡辺源四郎商店Presentsうさぎ庵に名称に統一している。主な作品は『真夜中の太陽』『大きな豚はあとから来る』『だけど涙が出ちゃう』『コーラないんですけど』、他。実際の店舗等で上演する「借景芝居」も実施している。
あらすじ いつか王子さまが……。銀行員の女のもとに中東の国の王子の花嫁を探しているという男が現れた。はたして、彼が話す国や王子は実在するのか……詐欺事件は、うさぎ庵流の迷宮へ。渡辺源四郎商店の俳優、工藤由佳子、工藤静香のために、うさぎ庵工藤千夏が作・演出。渡辺源四郎商店工藤支店というユニット名で発表された。
あらすじ 銀座で拾った女性客に言われるがままに、青森県の下北半島までタクシーを走らせる運転手。危篤なのは女性客の父か、自分か、迷宮に迷うように人生を振り返りながら走り続けるが……。うさぎ庵工藤千夏の代表作ともいえる不条理劇。