劇団夢の遊眠社第29回公演
劇団夢の遊眠社第29回公演
初演は1985年、近鉄劇場・本多劇場など全国縦断公演を実現。1986年に国立代々木競技場第一体育館にて『石舞台七変化』三部作のひとつとして再演された。
この三部作一挙上演は上演時間のべ6時間におよび、1日で26,400名の観客を動員するという偉業を成し遂げた。
<あらすじ>
『石舞台星七変化』を締めくくる第三作では、三人の女騎士たちは、神々から追放されている。「第三の男」は、掌の生命線と記憶を失った男として現れる。かつては旧制高校のボート部主将だった男は、空飛ぶ少年の抜け殻のような不死の仙人と出会う。前作『彗星の使者』でトカゲとトブ・ソーヤが、神様によって追いつめられた三十億年前の様子が明らかになる。
「第三の男」は、双曲線を描いて戻ってくるブーメランを手にして、前作に登場したサスケの空飛ぶコツを思い出すとともに、右手の生命線が浮かび上がる。
日本全国の富士の火口が火を放つ。また、北欧神話のワルハラの都の炎上と終わりを描いた劇であるが、記憶を失った男が、放浪の末に、自己を再発見する貴種流離譚でもある。人類の始まりが新たな天地創成の神話として語られた。今回アーカーヴに収録されたのは、1986年に1日で三部作一挙連続上演されたときの映像である。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1993年に劇作家・演出家・俳優の野田秀樹によって設立。以降、NODA・MAPは毎回新しいクリエイティブチームと俳優を起用し、大小さまざまは規模の演劇作品をプロデュース・制作を行う。
主な作品に、『キル』『パンドラの鐘』『オイル』『赤鬼』『THE BEE』『ザ・キャラクター』『エッグ』『逆鱗』『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』『贋作 桜の森の満開の下』『フェイクスピア』など、数々の話題作を発表。
野田は歌舞伎やオペラの脚本・演出も手掛けるなど、演劇界を超えた精力的な創作活動を行う。また海外の演劇人とも創作を行い、これまで日本を含む 12カ国18都市で上演。22年9月にはロンドンで『Q』: A Night At The Kabuki を上演し好評を博すなど、国内外問わず意欲的に活動をしている。
NODA・MAP第26回公演
出演は『フェイクスピア』(2021年)でNODA・MAP初参加にして、その年度の読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞した高橋一生、そして22年の『「Q」: A Night At The Kabuki』のワールドツアーで国内外の観客を魅了した松たか子。さらに今回がNODA・MAP初参加となった多部未華子に加え、秋山菜津子、大倉孝二、大鶴佐助、山崎一ら、いずれ劣らぬ実力派が勢ぞろい。変幻自在の野田演出を縦横
NODA・MAP番外公演
10秒に一度、何かが起こる……ユーモアと戦慄の75分!!演劇史に燦然と輝く野田秀樹最大の衝撃作!これまで10カ国14都市で上演、各地で称賛され続けてきた本作は、いつの時代でも繰り返される“報復の連鎖”を、観る者の想像力を刺激しながら描き出す。幕が開いたが最後、ひたすら落ちていくだけのジェットコースターにでも乗っているかのような物語。<STORY>家路を急ぐ平凡なサラリーマンの井戸が自宅の前で遭遇し
劇団 夢の遊眠社第29回公演
初演は1985年。紀伊國屋ホールを筆頭に全国各地を巡る。1986年に国立代々木競技場第一体育館にて『石舞台七変化』三部作のひとつとして再演された。この三部作一挙上演は上演時間のべ6時間におよび、1日で26,400名の観客を動員するという偉業を成し遂げた。2006年には蜷川幸雄演出によりシアターコクーンで再演している。(松本潤・鈴木杏出演)<あらすじ>北欧神話を原作としたワーグナーの楽劇『ニーベルン
劇団 夢の遊眠社第22回
1983年9月、本多劇場で初演。野田秀樹の劇作家としての人気に火をつけた劇団中期の傑作。<あらすじ>故意に走行中の車にぶつかり、金銭をゆすり取る〈当たり屋〉の「赤木圭一郎」は、場外馬券場のある四つ辻で、同業者の「粕羽聖子」と出会う。この謎の女は、子供の時間が取り戻せる白い実を商っている。一方、魔女狩りの季節。中世のニュールンベルグでは、三人の少年「正月」「六月」「八月」が、妄想のストーブに薪を絶や