(パンフレットより)
自分のなかにある、ある場所に、いくつになっても褪せることなく、18までのあの風景が広がっていて、そこには名前のない自分が、名前のない誰かが立ち尽くしている。
彼らはなにかに押しつぶされそうな表情をしているけれど、それでも限られた時間を、そしてあらかじめ決められたような空間を、全力で走っている。
現在のぼくは、それはなぜなのか、知っている。でもあのころのぼくは、それがなんなのか、なにもわかっていない。
なにもわかっていない彼らは、いつも立ち尽くしている。
森に、夜に、立ち尽くしている。
彼らのあいだには、壁が。
ありとあらゆる壁という壁が。
どうしたって戻りたくない、あのころに、たとえ戻れたのだとしても、ぼくは彼らになんの言葉もかけることができないだろう。
なにもわからずに、ただただ走っている彼らに。
なにが待っているのかもわからずに、ただただ走っている彼らに。
なんの言葉も。
だから描こうと、おもっている。
言葉とかじゃない、なにかを。
描いて、彼らをここで待っていたい。
彼らにとって現在は、未来。
ここで、待っていたい。
藤田貴大
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
有料オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額1,078円、レンタルともにあり)
有料オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額550円会員登録+レンタル1,500円~)
教育機関向け舞台芸術映像配信サービス「みるステ」
教育目的でのご利用に限り視聴可能です。
無料トライアル期間:2026年4月1日〜2027年3月31日
2027/3/31まで
1990年池袋に開館した東京芸術劇場は、芸術文化の振興と国際交流を果たす日本の代表的な創造発信型劇場です。2026年4月からは新芸術監督として舞台芸術部門に岡田利規、音楽部門に山田和樹が就任し新体制が始動。日本の首都・東京の「多様な人々と芸術文化を繋ぐハブ」としての役割を担うべく、公演活動にとどまらず、人材育成・教育普及事業や社会共生事業など、誰もが参画できる多面的なプログラムを展開しています。
振付家・ダンサーの森山開次を中心に創り上げる舞台『TRAIN TRAIN TRAIN』。物語の舞台は、不思議な音色を奏でる蒸気機関車“ムジカ”。そこに集う個性豊かな乗客たちと不思議な機関車が奏でるこの旅は、新たな出会い・発見・冒険に満ちています。子どもも大人も、視覚でも聴覚でも、あらゆる感性で楽しめる、新しい舞台作品がここに誕生します。この作品は東京2020パラリンピック開会式の“絆”から生まれま
これは、父、母、娘の三人家族の物語。その夜、三人はそれぞれ絶対に外出しなくてはならない理由があった。しかし、飼い犬が出産間近とあって、誰かが家に残り、面倒を見なくてはならない。嘘、裏切り、あの手この手を使って、それぞれが他の二人をあざむき、なんとか家を抜け出そうとする。やがてそれぞれの「信じるもの」が明らかにされ、互いの中傷、非難、不寛容が、事態を思わぬ方向へと導いていく。果たして彼ら三人に、救い
(パンフレットより)こんなにも嘘めいてしまった世界のなかで書を捨てよ町へ出ようという響きについて表現という、それ自体が許されない時代が現在。訪れるかもしれない気配がするのだもしかしたら、なんにもないかもしれない外側へ。内側のいろいろを置き去りにして町に点在する作品という名の場所と時間にどうしてそこにひとは辿りつくのだろうかそしてなぜそこに立ち止まろうとするのか所詮、そこはだれかがつくった場所と時間
能楽「海人」と「源氏物語」のエピソードを現代社会で起きた事件にとり込み、重層的かつサスペンスフルな展開をみせる本作。ロンドンバージョンでキャサリン・ハンターが演じた放火犯・ユミを演じるのは大竹しのぶ。次から次へと人格が入れ替わっていく難役に、日本を代表する演技派女優が挑む。ユミの精神鑑定を行う医師役には、ロンドンバージョンと同じく野田秀樹。これが14年ぶりの舞台共演となる2人の対決に注目だ。ほか、
