穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース
穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース
穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュースの第二弾。
穂の国とよはし芸術劇場の芸術文化アドバイザー(2017年当時、19年4月からアソシエイトアーティスト)であったアル☆カンパニーの平田満と劇場との共同企画。
KAKUTAの桑原裕子の作・演出、平田満、井上加奈子、増子倭文江、中尾諭介、多田香織、小林勝也といった出演者により、2017年12月に豊橋、北九州、東京で上演。
団地の一室を舞台に描かれた小さな作品ながら、チェーホフの作劇術と舞台作りに近く、最初は訳が分からなかったものが、物語が進むにつれ登場人物たちとその関係や、彼らの抱えている問題やその関係が徐々に分かってきて、やがて観客が引きつけられていく。人生の“真実味”なるものを実現した作品として、高く評価され、第5回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞するとともに、戯曲が「第70回読売文学賞戯曲・シナリオ賞」を受賞しました。
2019年4月より桑原裕子が芸術文化アドバイザー(2023年4月より芸術監督に名称変更)に就任。2019年12月にオリジナルキャストで豊橋、東京で再演し、出演した増子倭文江が読売演劇大賞女優賞を受賞しました。
【あらすじ】
とある団地の一室。ニュータウンの寂れたショッピングセンターから火災が発生し、近接した一戸建てに住む哲央(平田満)と妻・藍子(増子倭文江)、娘・有季(多田香織)の三人家族が、哲央の幼馴染である路子(井上加奈子)の部屋に避難してきた。いっぽう路子の部屋には老人・広満(小林勝也)と青年・ケン一(中尾諭介)が出入りし、奇妙な同居生活が行なわれていた。偶然にも一つ屋根の下で過ごすことになった一夜を舞台に、揺れ動く人間模様を描く。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
オンデマンド配信。
2027/1/25まで
公益財団法人豊橋文化振興財団は、愛知県豊橋市の芸術文化の創造と普及の振興を図るとともに、2013年4月30日に開館した穂の国とよはし芸術劇場を初めとする豊橋市立の文化施設の運営を一体的に行っています。
穂の国とよはし芸術劇場を中心に、豊橋市民を初めとする東三河市民に身近で質の高い芸術鑑賞の機会を提供し、心豊かな生活環境を支えるとともに、演劇・舞踊・音楽等の舞台芸術を中心とした芸術と文化と人との出会いを生み出すことで芸術文化の振興を図るとともに、市民の交流促進と創造活動のための拠点として、東三河地域の芸術文化の振興と芸術文化を活用した市民の交流と創造活動の活性化に寄与しています。