北村明子が4年に渡って取り組んできた長期国際共同制作の舞台プロジェクト『Echoes of Calling 』。2022年11月には、ウズベキスタン・アイルランドへの海外ツアーを経て2023年3月に最終公演『Echoes of Calling– rainbow after–』に至る。
この公演にあわせ、ウズベキスタンの伝統芸能、吟遊詩人「バフシ」であるアフロル・バフシやアイルランドの伝統歌として知られる「シャン・ノース」の歌姫、ダイアン・キャノン、10月にも来日したエチオピア出身アイルランド在住のダンサー、ミンテ・ウォーデが来日。これまでプロジェクトを共にしてきた、日本のダンスシーンの第一線で活躍するダンサー岡村樹、香取直登、 川合ロン、黒田勇、近藤彩香、西山友貴と共演し、他者との対話に身体で挑む。ユーラシア大陸を横断するダイナミック、かつカオティックなパフォーマンス。
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北村明子
振付家・ダンサー・信州大学教授。バレエ、ストリートダンス、インドネシア武術を学び、1994年ダンス・カンパニー、レニ・バッソを創設。2001年代表作『finks』を発表。世界60都市以上で上演される。
2010年からソロ活動として、リサーチとクリエイションを行う国際共同制作プロジェクトとしてインドネシアとの<To Belong project>、東南~南アジアとの<Cross Transit project>を行ってきた。
「身体の思考」をもとに、創造活動をはじめ、演劇、オペラ、映画、CMへの振付・出演する一方、大学では、身体論、演出論、舞踊論の視点から「メディアとしての身体」をテーマに研究を行う。