1985年に開催されたButoh Festival '85にて上演された。プログラムの五井輝の言葉には次のようにある。
「夢うつ太鼓の雄叫びに / 肉は舞えども 心は踊らず / 陽光と陰影の 狭間で揺れる肉体は / 現し世の陽炎 / 形骸と化した肉体は / 醒めた欲望を蜂起する
あらかじめ失われた夢から / 解き放された肉体は / 吹き晒しの孤舞となる」
「小懺悔」というタイトルには、肉体を土壌に戻し、腐らせ、そこからもう一度掘り起こすという発想が込められている。
1967年に発足し、44期をもって2011年に休止・解散した財団法人。ピナ・バウシュやウィリアム・フォーサイス、マーサ・グレアム等のカンパニーを初めとする世界的に一流の舞踊団・劇団を日本に招聘した功績は大きい。1985年には、世界の芸術シーンに影響を与えているが日本では一般に知られていない「舞踏」の真価を問うべく「Butoh Festival '85 『舞踏懺悔録集成』ー七人の季節と城ー 」を開催した。