劇団青年座創立四拾周年記念公演:1
劇団青年座創立四拾周年記念公演:1
平将門をめぐる権謀術数に明け暮れた男達の汗と血潮と、そこにからみつく女達の激情に翻弄された人々の愛のものがたり。
京都に壮大な平安文化を繰り展げてきた公家社会にしのびよる新しい勢力、武力をもってその存在を中央に認識されようとする時代に将門は生きた。いつの時代にも大きな転換期に登場する英雄にまつわるものがたりは哀しい。しかし、人々は、地にへばりついて生きながら、彼等のものがたりを語り継いできた。それは明日の希望を託してか、それとも人と人の愛のゆえか…。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
劇団俳優座に在籍していた10名の若手俳優たちが日本の現実を反映させた創作劇の上演を強く願い、1954年劇団青年座を創立しました。現在劇団員と研究生をあわせ約200名が所属。創作劇の他、海外現代戯曲、過去の秀作等、幅広いレパートリーを有しますが、創立からの基本理念は変わることはありません。今後も日本の創作劇上演を柱にした公演活動を続けることによって、日本演劇の民主的発展に寄与し、舞台芸術を通して日本文化の向上をはかることを目的として活動します。
現代スペイン演劇連続上演No.1
あぶない時代とあぶない街には美しい物語が潜んでいる。この物語は80年代後半のマドリッド旧市街に生れた現代のスペイン論であり、長い牛睡から覚めた現代のウエストサイドストーリーである。
夏目漱石の『坊ちゃん』が舞台になります山嵐、野だいこ、うらなり、マドンナ、狸、赤シャツお馴染みの登場人物が活躍する青春活劇しかし、『赤シャツ』には肝心の坊ちゃんは出てきません主人公はあの男の風上にも置けない嫌な奴、赤シャツなのです時は今から百年前日本海海戦で日本がロシアバルチック艦隊を撃滅した明治三十八年所は四国辺のとある城下町坊ちゃんにかわって主役の座についた赤シャツその登場の秘密とは…
第二次世界大戦末期、ソ連はドイツから2万人を超える科学者とその家族を連れ去り、ナチスの進んだ技術を吸収して秘密裏にロケット開発を進めた。果たして1957年、ソ連は初の人工衛星の打ち上げに成功、米ソによる宇宙開発競争が幕を開けた。61年には有人宇宙飛行を成功させるなどソ連がアメリカをリードしていたが、62年のキューバ危機により状況が一変する。米ソの冷戦構造を背景に、宇宙開発にかける科学者たちの夢と挫
「違います!」被告・吉田静子の悲痛な叫び声が法廷に響き渡った。その罪は放火殺人。夫と姑を焼死させたのだ。東京地方裁判所に集められた様々な職業の十二人の男たち。決めつけ、戸惑い、無関心、心配事、様々な人間模様の渦巻く中、真実に向き合わされた十二人の日本人が出した結論とは?昭和三年から十五年間、日本でも陪審裁判が行われていた。
