1966年横須賀どぶ板通りにあるスナック・マイアミ。ママのみきには肌の黒いアンジェラという子どもがいる。アンジェラは白粉を塗りたくった顔で聞く「ママ、どうしてあたしは黒いの?」。1981年のスナック・マイアミ。ダンサーになると出て行ったアンジェラ(19歳)が帰ってきた。子どもができたら10万円くれをいう。戦争のにおいが消えない横須賀どぶ板通りの人間模様が、”いま”を語りかける。
戦前の新協劇団、戦後再建された第二次新協劇団と、中央芸術劇場が合同して東京芸術座の結成に至ります(村山知義・薄田研二共同代表)。以来、リアリズム演劇の創造と普及の運動を続けています。
昭和のはじめ、食いつめて“自分を売る”より仕方がなくなった男たちが、函館の港に集まってきた。博光丸は荒海でメリメリと音をたてて鳴っている。重労働と粗悪な飯で身体を悪くした漁夫や雑夫が、何人も北の海で死んでいく。「このままでは殺される」遂に自分たちの力でストライキを起こし“要求”を突き出した。しかし、待っていたのは味方と思っていた帝国海軍による弾圧と逮捕であった。だが、彼らは立ち上がった。もう一度。
知らないうちに友だちを傷つけて、それに気づいたときとっても、心が痛みます。でも、もし、ずっと気がつかなかったら?それを考えると、もっと胸がつぶれそうです。君のお隣にピートはいませんか?
ジャーナリストの蕗子は、津軽の婆さまから聞いた昔話「鬼の目玉」が心から離れない。目玉をくりぬかれた鬼が、目玉を取り戻そうと迫ってくるというのだ。娘の誕生日に贈った「アンネの日記」から、少女のまま死んだアンネが自分と同じ年の生まれだったことを知る。アンネをアウシュビッツに閉じ込めた鬼が、目玉を取り返ししゃれこうべの世界に戻しはしないか?蕗子はアンネの隠れ家を訪ねる旅に出る。
明日の学童クラブ主催夏祭りでは、指導員、父母、子どもたちによる演劇「冒険者たち」が上演される、今夜が最後の総稽古。実はこの学童クラブ、市の方針で廃止が検討されているという。是が非でも「冒険者たち」を成功させなければならないのだが…