子供の頃から時代劇が大好きで、中でも金之助の大ファン、落語は痴楽、高校時代は
演劇部に席を置き、ヒッチハイクで一人旅もした。
そんな男がある日、サウナで記憶をなくす。
男は自分の名前すら思い出せない。やがて断片的に甦ってくる青春時代の記憶。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
演劇・舞踊・音楽など既成のジャンルにとらわれず、観る側と、創る側がお互い夢を持てる舞台を創作し、届けたい。心を伝えられる企画・舞台創造・プロデュースを目指しています。平成6年6月、現代創作劇を創造活動の柱に演劇制作を開始。以降、旬の作家、俳優を起用し毎年2,3本の創作劇を中心にプロデュース公演を企画制作。全国ツアーを展開している。平成9年、次代を背負う若き演劇人発掘のため、オーディション選抜の「新人公演」を制作。また平成12年からは海外公演も積極的に取組み、文化交流を進めている。
戦争中…空襲も受けない小さな村。そこにも戦争の影が忍びよる。村に敵軍が忍び寄るという噂が…案山子を沢山つくり日本軍にみたて、敵を追い払おうとする妙案が浮かぶ。終戦間近の穏やかな村で起こる騒動。可笑しくも哀しき物語。
物語は、一九九七年に風船で海外渡航を決行し行方不明になった「風船おじさん」が題材。芝居はこの夢物語のような出来事を現実の犯罪をモチーフに数々の話題作を創ってきた山崎哲が、現代社会や今日の家庭の問題と絡めながらあぶり出してゆくもので、個性的で巧みな演技力を持つ蟹江がどう演じるか興味深い。
戦後、復員してきた松尾大吉(六角精児)が妻・弥生(冨樫真)の元に帰ると、そこには二人の女・番場(秋野暢子)と小梅(川島なおみ)が居候していた。しかし、弥生たちは大吉が死んだものと思い込み、既に葬式もあげてしまっていた。その上、弥生が本当に待っていたのは戦争のどさくさで結婚してしまった大吉ではなく、番場の息子・裕介だった。立場のない大吉を目の前に、裕介の帰りをそれぞれの思いで待っている番場と小梅と弥
グループ会社をいくつも持つ名家の洋館。2年も消息が途絶えている行方不明の夫。彼を待ち続けるその妻と息子。夫の弟は、もう帰って来ないだろうと妻に告げた。夫の弟は、兄の会社の代表に就いた。息子には恋人がいたが、母親は彼女との結婚を許さなかったあるとき、夫の友人だという男が訪ねて来る。夫の消息が次々と明らかになってく……。現代人の持つ危うさを浮き彫りにする傑作サスペンス。