1945年(昭和20年)終戦間際の広島。国民学校2年生の中岡元(ゲン)は、原爆の熱風と猛火で父と姉弟を亡くしてしまう。髪の毛まで抜け落ちる原爆症の恐怖と闘いながらも、母、そして新しく生まれた妹「友子」とともに、焼け野原の広島を強くたくましく生きていく・・・!!
主にミュージカル、音楽劇を子どもから大人まで幅広い層に創作し公演活動を行っています。
おとうとなんて、だいきらい。あたしはすてごになって、すてきなおうちにもらわれるんだ。そういって家出した小さな女の子と、かわいい「すてごなかま」たちのぼうけんものがたり。
今年うまれたばかりの こねこのランは、内気でのろまで何もやってもビリ。ある日、ひとりで宙返りの練習をしていたランは、小さな池の小さな魚と友だちにないました。春から夏へ、夏から秋へ。魚といっしょに、うたうような、おどるような日々をすごし、黒くつやつやの若者になりました・・・・・。
身は妓生の娘にありながら、ひとたび結ばれた両班との青年との愛を信じ、牢につながれながらも、再び逢える日を待つ春香。死をも恐れぬ春香の「愛」をとおして見えてくるものは、何か。日本植民地時代、朝鮮のとある町の芝居小屋で「春香伝」が演じられる・・・。
1945年8月、ソ満国境虎頭で何がおこったか?ウスリー江をへだててソ連領と対峙している虎頭には、当時東洋最大の地下要塞があった。ソ連参戦時、この地下要塞には、関東軍満州第十五国境守備隊、軍人家族、軍属、満蒙開拓団の老人婦女子、満州職員など、2500人の日本人がいたが、そのうち、無事故国へ帰りついたのは、わずか53名だった。あとの2千数百人の邦人は、破壊された地下要塞のなかで、今も永遠の眠りについて