わらび劇場民話ミュ-ジカル第3弾「山神様のおくりもの」。近代人が失ってしまった「自然との協調性」がテ-マです。 「人間世界」とその背景にある「自然」の大きな力の中で、若い二人の恋愛と結婚を縦軸に、いのちの循環・輪廻を尊ぶ雄渾な"マタギの心"をベ-スに、遠い祖先につながり未来に輝く魅力を新しい「ファンタジ-の世界」としてお届けします
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
わらび座は1951年創立。社是は「衆人愛敬」。民族歌舞団としての歴史を持ち、現在はわらび劇場を中心にした複合文化事業体「あきた芸術村」をホームベースに、わらび劇場でのミュージカルのロングラン上演、及び一般団体、学校団体向けの各種ワークショップの開催、そして全国ツアー等をあわせて年間1000回の公演実績を誇ります。作品のコンセプトとして、日本人の精神性、身体性を活かした舞台表現を駆使しながら、日本の歴史文化を題材にしたオリジナルミュージカルや日本各地の民俗芸能に基づいた歌舞集を創造しています。
若き山伏「大鷲坊」は、幾多の思い出を秘めた故郷「櫛引通野平村」、薬師神社の別当に任じられ出立する。 村に着いた彼を待っていたのは、ニセ山伏の色男「月心坊」だった。どちらを村の別当にするか、村人達は法力比べで決めることにする。それは、心を病み歩けなくなった娘おきくの治療であった。大鷲坊はおきくを背負い、野にでる。村では…女手ひとつで懸命に娘のたみえを育てている幼なじみのおとし、村人の疑心暗鬼と偏見に
出羽国司・小野良実と村長の娘・大町子の間に生まれた小野小町は、祖父母と母の愛に包まれて美しく育つ。母とともに京に上るが、不慣れな京での暮らしの中、数々のいじめに遭う。それを乗り越え、のちに仁明天皇の更衣となり、輝くばかりに美しく、さらに磨かれた和歌を詠む小町に、狂おしいほどの思いを寄せている男がいた。紅葉の夫、仁明天皇の皇子である「深草少将」であった。天皇の子を宿し、絶頂を極める小町を陰謀と策略が
藤琴の獅子舞・花の舞・貫井囃子・鬼剣舞などの民族芸能の数々を盛り込んだ〝ファンタジックステージ〟正雄は、ふとしたことで親友の心を傷つけてしまった。語り合えないままその友だちを事故で失い、それ以来、自分のカラに閉じこもりがちだ。そんなある夏の夜、バイクに乗った正雄は、美里とそのお爺さん安蔵を巻き込んで事故を起こし、意識だけが浮遊する不思議な〝夢の世界〝へと入り込む。そこに、「行きたい所見たいもの、何
日本の古層の音が現代を揺るがす「響」日本人の響の源― 古代より伝わる「神楽」―にその基を辿る。時間軸には本来の声・言葉・歌がよみがえり、神楽の舞、ヒップホップのダンスが空間を彩る。超絶テクニック・うねるビート、「時空」を駆けるわらび座の若き獅子達。