第28回岸田国士戯曲賞を受賞した、北村の代表作の一つ。
ミヒャエル・エンデの「モモ」を下敷きにして、人々の想像力を奪う「思う保険」の強盗たちに、職場演劇に打ち込んで、想像力をたくましく使って「楽しく遊ぶ」市役所の演劇部の面々が立ち向かう物語。うらぶれた下町のガード下に座り、所在なげに「お客」を待つ盲目の少女「スモモ」のエピソードが併走する。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1982年に旗揚げされた。ハレー彗星の来る86年まではとりあえず演劇を続けようという、いい加減なのか厳しい決意なのかよく分からない意志で結成された劇団。