—— ただ、もう、生きなくちゃ。
70年代に存在した流浪民「渓窩」を巡る、魂の漂流者たちのロードムービー演劇。
灯篭のように街を揺蕩う少年少女たち
しかしその苦悩は若者だけが抱える問題ではなかった
そんな彼らに手を差し伸べる青年
と或る映画を糸口に繋がった人々は聖地巡礼を始める
河口のタワーマンションに辿り着いたその時、
彼らの復讐劇は幕を閉じ、楽隊の音が力強く鳴り響く――
愛知県名古屋市を拠点に活動する劇団。2009年結成。
労働問題、障害者差別などのマクロな社会問題を、恋愛や家族などのミクロな視点から描いた劇作を、コンテンポラリーダンスやオブジェクトシアターと演劇を融合させた実験的な演出にて表出させ、常に新しい魅力を発信している。
2017年『MANGAMAN』にてP新人賞/観客賞をW受賞。2022年『「サトくん」のこと。』にて、ニノキノコスターが若手演出家コンクール2022最優秀賞を受賞。