いのちのかたりつぎ 〜色とりどりの物語がつむぐ、震災のこと〜
いのちのかたりつぎ 〜色とりどりの物語がつむぐ、震災のこと〜
海辺のある小学校の机の上には9年間そのままになっていた一本の牛乳瓶がありました。”フクシマ”と呼ばれた被災地の、過去・未来・現在の時空を超える言葉をつむぐ命の合唱。福島で活動し、第1回「ニュンク・レビュー・ポエトリー賞」外国語部門等受賞歴のある詩人・和合亮一の詩をもとに、東北に縁のある出演者・スタッフにより制作された作品。本当に祈るべきものは、未来にある。
東日本大震災の記録の収集を通して被災地の記憶の風化を防ぎ、命の尊さを内外に伝えていくことを目的に事業を行っている。娘さんを亡くされても明るく歩み続けるご夫婦、避難所で市民のために奔走した市役所の若者・・・2012年から現在まで、被災地で多くの大切な証言をいただいた。「同じ悲しみを誰にも味わせたくない」という被災者の想いを胸に、全国の方々に楽しみながら学び、感じていただくため、舞台作品の上演やワークショップを実施。被災者の証言をもとに創られた代表作・ミュージカル「いのちてんでんこ」は、中学校・高等学校の芸術鑑賞教室を中心に、全国の子どもたちに鑑賞されている。
シシオドリ発祥の地、といわれている三陸の伝承を元にした爽快なサバイバルコメディー。万葉集EDMあり!伊達商人ヒップホップあり!漁民ラテンロックあり!江戸時代の仙台藩を襲った慶長の大津波を題材に、苦境の中、いきいきと前を向く人々を通して、未来を担う子どもたちに「いのちの輝き」を伝えます。三陸沿岸地域は太古から、数多の災難に見舞われてきました。冷害、疫病、飢饉、・・・そして津波。それなのに、なぜ今日ま
いのちのかたりつぎ 〜色とりどりの物語がつむぐ、震災のこと〜
津波に飲み込まれていく車を運転する男とAI搭載のカーナビゲーションとの最後の会話−震災直後の壮絶な緊張感の中で消え入るいのちの灯火。被災地で生まれたラジオドラマ作品を、3.11を描いた作品に向き合い続けた表現者たちが結集して舞台作品に昇華させた。時間が経ったからこそ向き合えることを、改めて言葉にして次の世代へ語り継いでいきたい。