本作品は1967年に寺山修司が主宰する演劇実験室「天井棧敷」の旗上げ公演として上演されました。
寺山作品初期に見られる母子の愛憎、寺山自身と母との確執をモデルに描いた作品となっています。
B機関は演劇と舞踏の融合を目的として舞踏家の点滅が2016年から2023年まで主宰した演劇舞踏ユニットです。本作品は2017年に上演されたその第二回公演となっております。
舞踏家・演出家。1993年、土方巽記念アスベスト館にて舞踏を始める。1996年、自らの舞踏グループ赤色彗星館を結成、全ての作品で作・演出・出演。2005年、赤色彗星館を封印し、ソロとして活動を開始。2016年より舞踏メソッドを演劇に応用した演劇身体表現ユニットB機関を主宰。演出も手掛け、2021年には日本演出者協会若手演出家コンクールにて優秀賞を受賞した。2023年に第一期B期間を修了し、2024年からは陶芸作品を発表するなど美術界に活動の幅を広げている。