2020年6月、コロナ禍により多くの劇場が閉鎖される中、松本市・あがたの森公園の四阿で串田和美による“独り芝居”が誕生。自身の幼少期の記憶と中世の錬金術師ファウストの幻想が交錯する詩的世界を描き、3年間で全国22ヶ所39公演を屋内外で実施。人間的なファウストと悪魔メフィストを一人で演じきり、北アルプス国際芸術祭やシビウ国際演劇祭にも正式招聘され高い評価を得た。
俳優・演出家・舞台美術家の串田和美は、俳優座養成所で学び文学座に1年在籍後、1966年劇団・自由劇場を結成(75年オンシアター自由劇場と改名、96年解散)。85年〜96年Bunkamuraシアターコクーン、2003年〜23年まつもと市民芸術館の初代芸術監督を歴任。代表作に音楽劇「上海バンスキング」「もっと泣いてよフラッパー」、「スカパン」など。18世中村勘三郎と組みコクーン歌舞伎や平成中村座で「夏祭浪花鑑」「法界坊」「三人吉三」など多数演出。シェイクスピアやサーカスも多く手がける。23年10月、自身や演劇を捉え直し探求していく演劇創造カンパニー・フライングシアター自由劇場を新たに立ち上げる。
20 世紀初頭アイルランド文芸復興運動の中で生まれたJ.M. シングの喜劇はユーモアと皮肉を織り交ぜながら、アイルランド西部の小さな村に暮らす農民たちを生き生きと描き出す。常連ばかりが集まる田舎の酒場を父と二人で切り盛りする、 美人で勝気な娘ペギーン。 ある晩、「父ちゃんを殺しちまった」と語る謎の男が現れ、 なぜか村人たちの人気者に。 村はざわめき、恋も騒動も転がり出す。ところが物語は思わぬ展開と
ウィリアム・シェイクスピアの『夏の夜の夢』は、世界中で様々な形で上演され、映画、絵本、ダンス、オペラ、音楽にも翻案されてきた。魅力的な登場人物たちが織りなすユーモラスなファンタジードラマ。串田和美はこれまで同作の演出を1979年、94年、2005年と三度手がけてきたが、今回は出自の全く異なる8 人の俳優だけで、独特の発想で偉大なる原作の中に入り込み、解体し、見知らぬ、或いは極く身近な人類が共有する
