これは、まだわたしがトーンポリシングという言葉を知らなかった頃。感情的になってもいい、感情は否定できない。感情にまつわる諸々を包括して肯定したいという思いと、でも、落ち着いて言葉をかわしたいという矛盾や葛藤から書いたもので、部屋の中で繰り広げられる、目に見えるもの、見えないもの、もうなくなってしまったものや、これから先に思いを馳せていく、ささやかなお話です(小野晃太郎)
小野 晃大朗
劇作家、ドラマトゥルク。
リズムよく詩的な長い台詞を書くこともあれば、短くて往復の多い会話を書くこともある。演劇的行為や現象を、人間の社会的性質と同等と捉えて戯曲に組み込むことが多い。関心があったり、琴線に触れたことを扱う。群集心理や性暴力、力や持たざるものに関するアプローチを行ってきた。
2020年『ねー』で第19回AAF戯曲賞大賞受賞。
2024年『ひとえに』にて第69回岸田戯曲賞最終候補
