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チェーホフの4大戯曲の中でも最高傑作との呼び声高い「かもめ」を、藤原竜也と鹿賀丈史の共演で舞台化。19世紀末の帝政社会崩壊前夜のロシアを舞台に、前衛的な芸術に翻弄され、次第に壊れゆく人々の美しさと儚さを描く。栗山民也が演出を手掛ける。 2008年に開館した赤坂ACTシアターのオープニングシリーズの一環として上演された。
20年ほど前、雪山にUMAが出るという噂で、一躍有名になった尾白温泉町。その地で土産屋を営む阿波野家の次男正雄がスカウトされた。しれは禁煙、不幸続きだた阿波野家と町にとって明るいニュースとなるのか?15年前のあの日、なぜ町民はUMAを殺さなくてはならなかったのか?雪深い町で業深い人間たちが起こすとんでもない冬のお話。(喜劇です)
意識下のふかい海をただよう魂たち一一チェーホフの『かもめ』は、潜在意識の底で傷ついた魂たちの姿を浮かびあがらせる。そこにくりひろげられる物語のむこうに、無惨に虐殺され、また深い傷を負った魂たちが、透けて見えてくる。劇中劇“世界霊魂”は挫折するが、それをぼくらに予感させる。トレープレフによって射殺されたかもめの死骸は、この芝居の象徴といえるかもしれない。この無惨な死骸が剥製にされたとき、トレープレフ
フランスで『別れの唄』を大ヒットさせた平田オリザとロアン・グットマンのコンビが、日仏の学生と共に送る新作スペースコメディ。3023年、銀河系の様々な星に散らばった人類が、ふたたび地球を目指すことに。日本とフランスの青年たちが合同で過ごす宇宙船の中、異なる歴史を学んできた若者たちの喜悲劇が展開される。
20代後半を迎える朝美、かのこ、ゆず、美緒は元高校演劇部であったことを共通点に、友人関係にある。ある日、顧問の先生の訃報と残された草稿が発見される。「わたしはことばそれ自体になりたかった」「欲望は見えなくされているだけだ」と書かれたそれは、完成された物語ではなく、レズビアンであるというカミングアウトを含んだ未完成の言葉の集合体だった。4人は残された言葉を聞き、それぞれの欲望について語りはじめようと
「俺が代」は、日本国憲法や、文部省(当時)による教科書『あたらしい憲法のはなし』、そして尾崎行雄、芦田均などの演説をテキストとして用いながら、日本国憲法の本質を浮かび上がらせ、憲法やこの社会についての問いを共有するソロパフォーマンス。これまで愛知県芸術劇場、京都芸術センター、Festival Temps D' Images Cluj などにおいて上演されてきたかもめマシーンの代表作です。憲法という
『かもめ』の中に、情熱を持ち続けることの難しさや拭いきれない孤独など、現代社会と通じる問題を照らす。新たな世界へ飛び立ちたいと願い戦いながらも希望を失い妥協していく人々と、傷つきながらも妥協を拒絶し再び立ち上がろうとする人々の人生を、冷たい視線から赤裸々に描くことを通して《今の社会において人はいかにして死に、又は生き続けられるのか? 現代の不安定な生を支え得るものは何であるのか?》について問い直す