-1995年に起こった地下鉄サリン事件に触発されて書かれた作品。オウム真理教の信徒であったヨシマサは、今は工務店を営む実家のガレージに置かれた軽トラックに閉じこもっている。『ハムレット』『三人姉妹』など名作の台詞を引用しながら、ヨシマサと家族の葛藤を描く。初演は1996年2月AI・HALL 当時団体名は「199Q太陽族」
深い闇の中に、鋭く射し込むスポットライト。魂に響くヘンデルの名曲と台詞。苛酷な運命に操られる若者たちの悲劇を、幻想的な美しさと、力強いタッチで浮かびあがらせる。ワレリー・ベリャコーヴィチが世界を驚かせた魔法の演出!!天才演出家ワレリー、凄艶華麗なる剣幸、そして、抜群のアンサンブルで魅せるピッコロ劇団、ついに“劇突”。
優柔不断で頼りにならない映画監督、人の迷惑かえりみない完全主義者の女性キャメラマン、険悪な仲の二人の主演女優、そして文句の多いエキストラ…、助監督は切れかかり、制作助手は孤軍奮闘…。映画撮影現場の出口が見えない、笑いと涙の人間模様。