山道を走る、ピンク色の車。その車には若い夫婦が乗っていた。ワガママな妻と“いないもの”とされている夫。彼らはヒッチハイクをしていた一人の女を興味本位で車に乗せる。そして意気投合した女と妻は、あたらしい生活を始めるための旅に出るが、二人の旅先には“いないはず”の夫がいた。
小学生の頃、いじめられていた女が見違えるように綺麗になって同窓会の二次会に現れた。しかし、そこには見知らぬ女がおり、自分もクラスメイトだと言って同窓会に参加する。そして彼女は誰も触れたがらない、それぞれの過去について話し始めた。
看護師・萩谷あきの住むマンションに暮らす女たちは、奇妙な怪奇現象に悩まされていた。あきの死んだ母親が、あきの捨てたゴミをマンションに持ち帰ってくるのだ。そして10月31日、渋谷の街では花火が上がり、ハロウィンが奇妙な盛り上がりを見せていた。終わらないハロウィンをきっかけに、世界は滅び始めていく。
源平合戦後も平家残党が生き延びていたという設定のもと、平家武将たちと源 義経の“その後”を描いた「義経千本桜」は全五段の傑作長編。その二段目「渡海屋・大物浦の場」は、海に身を投げて自害したはずの平知盛が、船宿の主人となり義経に復讐を企てる物語です。変わりゆく時代の中、変わらぬ信念で戦った知盛の姿は、今どんな相貌をもって現れるのか。平成から令和の改元、疫病による日常の変化を受けての2021年版を演出
劇団贅沢貧乏は、山田由梨(劇作家・演出家・俳優)が2012年に旗揚げし、社会と演劇を柔らかくつなぎながら、現代社会の中で弱い立場に置かれてしまう人々の声をすくいとるような作品を数多く創作してきた。15作品目となる『わかろうとはおもっているけど』に登場するのは、テル(彼女)とこうちゃん(彼氏)というどこにでもいるような普通のカップル。あるとき、テルが妊娠した、という出来事から空気が変わり始め、彼女の
「銀河ステーション…」星祭りの夜、1人寂しく夜空を見上げるジョバンニの耳に突如響く車掌の声。親友カンパネルラとともに“本当の幸せ”を求めて様々な星座を旅し、2人の行き着く先は…。宮沢賢治の名作童話を、「友人の死を受け入れることで成長していく少年の物語」というシンプルな構成にして鮮やかに舞台化。2011年にフランスの子どもたちのために仏語版がつくられ、その後、日本語版を制作。小説『幕が上がる』の背景
フランスを代表する劇作家・演出家パスカル・ランベールと、平田オリザ率いる青年団との国際共同制作作品。ランベールはジュヌヴィリエ劇場の芸術監督時代に、数多くの日本の演劇人たちを招へいし、日本の現代演劇の魅力をフランスに紹介するとともに、今日に至るまで定期的に来日、日本各地の劇場にて作品を発表。とりわけ平田とは信頼関係を築き、「青年団」の拠点・こまばアゴラ劇場との協働プロジェクトを数多く実現させてきた
ちっちゃい国のちっちゃい姫は、でっかい国の大きい王子にいつも いじめられています。 ちっちゃい姫は、何でも測れるハカルン博士に頼んで、ちっちゃい 国にある大きなものや⻑いものを捜す旅に出ます。 二人は、いろいろなものを測っていく中で、世界には、測れない もの、比べられないものがあることに気がついていきます。
舞台は近未来の美術館。ヨーロッパでは大きな戦争が起こり、そこから避難してきた絵画を前に、家族や恋人たちが、両親の世話や相続問題、進路や恋愛などについて断片的な会話を繰り返す。遠い戦争という大きな背景を前に、日々の生活を送る現代人の姿が克明に描写され、その中から現代社会の様々な問題点と危機があぶり出される。『東京ノート・インターナショナルバージョン』は、国際都市として変貌し、その変貌ゆえに苦悩も抱え
青森県のとある町。市町村合併に反対し、現在は高齢化率が50%を超える自治体。 学校区単位の運動会は廃止され、地区運動会と一体化された。明日は来年廃止が決定した地域イベント「かかし祭り」が行われようとしている。地域おこし協力隊など新たな移住者の受け入れに苦慮しながらも、新旧町民による「まち」への問いかけが、思いもよらぬ展開へと発展する。