演劇
配信可能

ナツノトビラ

ナツノトビラ
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ナツノトビラ

【Story】
主人公の少女aは、夏休みの間、マンションの自分の部屋で一日中テレビばかり見て過ごしています。テレビを見ながらうたたねをしてしまった少女aの夢の中にもテレビのスポーツ番組やドラマ、ニュースの画像が現われます。舞台はこの少女の夢の世界から始まります。

やがて目覚めた少女aは去年事故でなくなった弟のワタルの墓参りに出掛けます。弟の墓地は周りをビルに囲まれた小高い丘の都会にはちょっと珍しい場所です。墓地へ向かう途中の道で少女aはさまざまな不思議な影に驚かされます。それは子供たちの遊ぶおもちゃの影なのですが、テレビ漬けの少女aにはそれが実像なのか虚像なのか区別がつきにくいのです。

突然強い風が吹き、辺りの風景が一変し、そこに死んだはずの弟、ワタルが現われます…。

そしてふたりは夏の強い陽射しが作る濃い影の街を走ります。

【Note】
維新派で初めて初演が海外で行われた作品。2005年10月、メキシコの世界遺産の街・グアナファトで行われた中南米最大のフェスティバル、セルバンティーノフェスティバルにおいて初演され、その後、ブラジル・サントスのセスキ劇場へ巡演し、好評を博す。

その翌年、梅田芸術劇場にて『nocturne』(新国立劇場)以来、約3年ぶりとなる本格的な劇場公演を行った。この大阪公演ではセット、脚本ともに大幅に改訂され、テーマとした「光と影」のより緻密な作品世界を表現した。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
株式会社カンカラ社
収録日
2006/7/14(Fri)
権利処理状況
配信可能

作品情報

上演情報
2005/10/6(Thu)~2005/10/8(Sat)Auditorio del Estado(メキシコ)
2005/10/21(Fri)~2005/10/23(Sun)SESC Theater(ブラジル・サンパウロ)
2006/7/14(Fri)~2006/7/17(Mon)梅田芸術劇場(大阪府)
出演者・
スタッフ
少女a
小山 加油
ワタル(大阪公演)
まろ
ワタル(メキシコ・ブラジル公演)
春口 智美
レッサーパンダの帽子の少年
岩村 吉純
レッサーパンダの帽子の少少年
森 正吏
レッサーパンダの帽子の少年
木戸 洋志
長いつばの帽子の少年
石本 由美
長いつばの帽子の少年
エレコ 中西
長いつばの帽子の少年
江口 佳子
長いつばの帽子の少年
尾立 亜実
長いつばの帽子の少年
境野 香穂里
長いつばの帽子の少年
土江田 賀代
ちぎれた記号の少年
升田 学
ちぎれた記号の少年
藤木 太郎
ちぎれた記号の少年
坊野 康之
ちぎれた記号の少年
イルボン
ちぎれた記号の少年
西塚 拓志
ちぎれた記号の少年
金子 仁司
ちぎれた記号の少年
小崎 泰嗣
ちぎれた記号の少年
石丸 史夏
ちぎれた記号の少年
大石 美子
ちぎれた記号の少年
大形 梨恵
海の少女
平野 舞
海の少女
石黒 陽子
海の少女
稲垣 里花
海の少女
中 麻里子
海の少女
辻本 真樹
海の少女
田口 裕子
脚本
松本 雄吉
演出
松本 雄吉
音楽
内橋 和久
美術
黒田 武志(sandscape)
照明
皿袋 誠路(PAC)
音響
松村 和幸
音響
move
舞台監督
大田 和司
音響効果
佐藤 武紀
衣裳
中嶋 佑一
ヘアデザイン
新宮 延子(マーブル図鑑)
メイク
名村 ミサ
メイク
松村 妙子
ウェブ製作
中川 裕司(house-A)
宣伝写真
福永 幸治(スタジオ・エポック)
宣伝美術
東 學(188)
制作
衛藤 千穂
記録
高岡 茂(スタジオデルタ)
海外公演プロデューサー
青木 道子

上演団体情報

1970年、松本雄吉を中心に設立。関西を拠点とし、国内外のさまざまな土地で公演を行った。1991年、東京・汐留での野外公演『少年街』より、独自のスタイル“ヂャンヂャン☆オペラ”を確立する。発語、踊り、音楽など、どの点においても世界的に類を見ない集団で、特に、自らの手で巨大な劇場と屋台村を作り上げ、まるで小さな街のようなその劇空間は、終わると一切の痕跡も残さなかった。その独創性は演劇という枠を超え、同時代の表現者たちに多くの影響を与えた。2017年12月に解散。

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