【Story】
たそがれどき。なみうちぎわ。静かに佇む廃船。流木、缶、船板、スポンジ、漂流瓶。
少年は海が運んできたさまざまな漂流物を手に、旅への好奇心と想像力をふくらませ、この場所から海を越えて広がるアジアの島々に想いを募らせる。少年の想いは“海の道”へとつながっていく。
【Note】
本作品は20世紀三部作のアジア篇として上演した『台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき』を再構成した作品である。新たな脚本や演出プランの構想中に主宰の松本雄吉が他界したことから、残されたノートや資料をもとに、メンバー全員で完成させた。初演でアジアの群島を造形した劇場は、本作では草原に浮かぶ巨大な“廃船”へと形を変えた。日本古来の時間の流れと深遠さが感じられる世界遺産・平城宮跡で、土地の記憶、時間の地層を掘り起こし、日本からフィリピン、インドネシアの多島海へと至る<海の道>を渡った若者たちの夢と挫折を多声的な表現で描いた。
この作品が、半世紀に渡り、野外劇の可能性に挑み続けた劇団の最終作となった。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
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教育目的でのご利用に限り視聴可能です。
無料トライアル期間:2026年4月1日〜2027年3月31日
2027/3/31まで
1970年、松本雄吉を中心に設立。関西を拠点とし、国内外のさまざまな土地で公演を行った。1991年、東京・汐留での野外公演『少年街』より、独自のスタイル“ヂャンヂャン☆オペラ”を確立する。発語、踊り、音楽など、どの点においても世界的に類を見ない集団で、特に、自らの手で巨大な劇場と屋台村を作り上げ、まるで小さな街のようなその劇空間は、終わると一切の痕跡も残さなかった。その独創性は演劇という枠を超え、同時代の表現者たちに多くの影響を与えた。2017年12月に解散。
【Note】大阪を皮切りに、全国各地を巡演。プラスチックやメタルで出来た植物林、虫たち。 無人の廃墟の街で金属サーカスをする機械たち。 虹のイメージから、一瞬や永遠だけを抽出したイメージの連鎖。
マネっこ、かけっこ、キャッチボール、人さらいゲームに影絵遊び。奥行き30mの舞台にたちあがる街の記憶や風景の中を、役者はあっちへこっちへ駆けめぐる。緻密な照明と白一色の遠近法の舞台で、遊び=play を通して、さまざまな“まち”の姿を浮かびあがらせた、都市論をテーマにした作品。
《彼》と旅をする20世紀三部作#3
【Story】多くの島が広がるアジアの海、多島海。その南の海から、島づたいに日本にたどり着く道を、「海の道」と呼びます。 それらの島々を舞台にして、日本から東南アジアへ渡った人々、アジアから日本へ渡ってきた人々にまつわる様々な逸話をもとに、「20世紀の海の道」を描きます。【Note】〈彼〉と旅をする20世紀三部作の最終章となったアジア篇は、維新派史上最大の野外劇場にて上演。 劇場や舞台セットだけで
【Story】少年ワタルと仲間のチョウ、テツオは、ある日死んでしまった兄貴分のセントクの遺骨を運河に流す。直後に不良グループに襲われて気を失ったワタル。気がつくと彼は瀬戸内海を西に向かう小さな舟に乗っていた。 上陸した小さな島には巨大な煙突の立ち並ぶ精錬所があり、明治時代の労働者たちがモッコを担いで働いている。そこに混じって働くチョウとテツオを見つけたワタルは、死んだセントクと瓜二つの、韓国語を話
