【Story】
少年ワタルと仲間のチョウ、テツオは、ある日死んでしまった兄貴分のセントクの遺骨を運河に流す。直後に不良グループに襲われて気を失ったワタル。気がつくと彼は瀬戸内海を西に向かう小さな舟に乗っていた。 上陸した小さな島には巨大な煙突の立ち並ぶ精錬所があり、明治時代の労働者たちがモッコを担いで働いている。そこに混じって働くチョウとテツオを見つけたワタルは、死んだセントクと瓜二つの、韓国語を話すソンスという青年に出会う…
【Note】
岡山市唯一の有人離島、犬島での公演。昭和初期に操業停止した銅精錬所の跡地に野外劇場を建てた。 メンバーは公演の一ヶ月半前に犬島入り、約2ヶ月間島に滞在して作品を完成。全国から4000人という観客を動員。 「流星」でダイアローグを廃し、言葉と音楽を解体し、感覚に訴える方法論を確立した維新派が、ストーリーとスペクタクルを融合させた作品で高い評価を得た。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1970年、松本雄吉を中心に設立。関西を拠点とし、国内外のさまざまな土地で公演を行った。1991年、東京・汐留での野外公演『少年街』より、独自のスタイル“ヂャンヂャン☆オペラ”を確立する。発語、踊り、音楽など、どの点においても世界的に類を見ない集団で、特に、自らの手で巨大な劇場と屋台村を作り上げ、まるで小さな街のようなその劇空間は、終わると一切の痕跡も残さなかった。その独創性は演劇という枠を超え、同時代の表現者たちに多くの影響を与えた。2017年12月に解散。
【Story】都市の地下下水道の汚水の川を疾走する中国人密航者たち、道路標識マークのシャツの少年たち、彼らを追いかける浮浪者の老人、そして少年A。 少年Aは道路標識のシャツの少年が落としたトランジスタラジオを拾う。それは彼が浮浪者の老人から奪ったものだ。過去のブラジル移民のニュースがラジオから流れ、少年Aはその音に導かれて不思議な旅に出る。それは浮浪者の老人の過去への旅だった…。【Note】維新派
【Story】「風景画」は、ある場所に俳優と観客が参加する三次元の絵画です。「風景画」は、幾何学的風景論です。「風景画」は、身体的風景論です。【Note】維新派は、野外に仮設の劇場を建て、膨大な量の美術装置を使って多くの公演をしていましたが、「風景画」では、大がかりな劇場や装置は作らず、俳優の身体のみで深く風景に関わることをテーマにしました。「風景画」の最初の舞台となったのは、犬島の、現在は使われ
【Story】「流星」 舞台近景遠景画像さまざまな少年たちが大都市の片隅で孤独な夜を過ごしている。都市の迷路を逃げ回る少年1は、紛れ込んだ病院で全身に何本ものチューブを付けられた少年患者を見つける。両目を包帯で巻かれた少年2と出会う少年1。全身機能を奪われた少年患者を奪い逃走する少年1。逃走途中で男たちに謂れのない暴力を受けた少年1は、彼らをナイフで刺し殺す。少年患者を背負って街をさまよう少年1を
【Story】地下の下水道を疾駆するネズミの群れ、都市ノイズを真似る野鳥たち、ゴミ箱を漁り肥満したカラスやムクドリ、化学物質に群がる蝿や蜂、埋立地に捨てられ野生化した犬や猫、ビル街に産卵する蝉などの昆虫類、光を拒絶する植物、コンクリートや鉄に寄生する植物群、汚染された運河、移動民としての浮浪者やストリート・キッズ、そして都市の闇から突如姿を現すであろう都市幻獣たち……。 都市に棲息するあらゆる生き
