巨大カンパニーのビルに呼ばれた、ベンチャー企業の社員たち。
もらったIDカードを首にぶら下げ、奥へ進むと、
待っていたのは、重厚なゲート。
襟を正しつつ、カードをかざしてゲートを開ければ、
そこには上へと続く階段が。
そして登った先には、2つ目のゲートが待ち受けていた。
現れないCEO、現れ続けるフロア。
クイズを解き、罰をくらい、ホットドッグを食べ、
他社と出し抜きあい、あるいは協調しながら、
ビルを登りつづける社員たち。
それにしてもゲートは、どこまでも続く。
ヨーロッパ企画がスーツ姿で送る、ゲートコメディ。
ビルのゲーツの、その先へ。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
有料オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額2,189円)
京都を拠点にコメディを上演する劇団。年に1度の劇団本公演では積極的な国内ツアーを展開。17年には「来てけつかるべき新世界」で上田誠が第61回岸田國士戯曲賞を受賞。劇団メンバーの活動は舞台にとどまらず映画、ドラマ、テレビ・ラジオ番組の製作、雑誌連載、イラスト、ゲーム制作、Youtube生配信、発明…などジャンルを超えて広がっている。
数十年に一度、地球に接近する小惑星。そこからやってきた、コンクリートブロック型の飛行物体。乗っているのは、身長数センチのツアー客たち。「これ、ホッチキスですよねえ!」「カッター折りますんで、足で押さえててください」「消しゴムのソファー、弾力いい感じですねえ!」「マジックインキ、いい匂いがする...!」ご主人の帰宅も厭わずに、机の上の観光旅行。ハイポリマーでBBQ、夜には満天の折り紙ミルキーウェイ。
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