一揆が勃興する室町時代から戦国、江戸、明治、大正、昭和、平成まで、500年の時代をかける大河物語。一揆に立ち上がり権力に抗うも、宿命に弄ばれてゆく男とその子孫の悲哀に満ちた苦労の日々をダイナミックに描く。1997年こまばアゴラ劇場での初演から、2000年ザ・スズナリ、2007年シアタートラム、2016年すみだパークスタジオ倉と再演を重ねた人気作。本作は2007年のシアタートラム版。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1990年11月、アートシアター新宿での「金魚のおひるね」で、千葉雅子、中村まこと、森田ガンツ、市川しんぺーらが劇団猫のホテルを創立。
以後、佐藤真弓、池田鉄洋(2012年退団)村上航、いけだしん(2019年退団)、菅原永二(2011年退団)岩本靖輝らが加入する。作・演出は千葉雅子が担い、役者達が競うように絶え間ない即興稽古を重ね、劇団総掛かりで新作を創り続ける。アゴラ劇場、ザ・スズナリ、シアタートラム、本多劇場と小劇場のメッカともいわれる空間でおもに活動。