演劇
アーカイブのみ

2番目、或いは3番目

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演劇
アーカイブのみ

2番目、或いは3番目

2010年、執筆活動25周年を迎えたKERAが劇団に書き下ろした新作は、
差別意識や偏見の問題を俯瞰しながらも、
いつの間にか、もっとずっと遠くに立っている、そんな物語。

その朝、廃墟と化したその街に辿り着いた五人の男女(三宅弘樹・峯村リエ・小出恵介・緒川たまき・マギー)。何が起こったのかはわからない。大地震なのか、それとも戦争なのか──。救助隊を自認する彼らが暮らしてきた街も同様の状況らしいが、「この街よりはずっとマシ」だと言う。しかし、かつて絵の具屋を営んでいた双児の姉妹(犬山イヌコ・松永玲子)をはじめとする街の住人たち(みのすけ・大倉孝二・村岡希美・長田奈麻・谷村美月)は、救助隊の予想に反し、のびのびと自活し、したたかにそれぞれの人生を謳歌しているように見えるのだった。動揺を隠せぬ救助隊の人々は、助けに来たはずが、いつの間にかこの町に寄生するかのような立場に──。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
株式会社キューブ
収録日
2010/7/7(Wed)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
2010/6/21(Mon)~2010/8/7(Sat)本多劇場(東京都)
2010/6/21(Mon)~2010/8/7(Sat)りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場(新潟県)
2010/6/21(Mon)~2010/8/7(Sat)中京大学文化市民会館 プルニエホール(愛知県)
2010/6/21(Mon)~2010/8/7(Sat)梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪府)
2010/6/21(Mon)~2010/8/7(Sat)JMSアステールプラザ 大ホール(広島県)
2010/6/21(Mon)~2010/8/7(Sat)北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2010/6/21(Mon)~2010/8/7(Sat)いわき芸術文化交流館アリオス(福島県)
出演者・
スタッフ
双児の姉
犬山 イヌコ
ムースコ(老人の長男)
みのすけ
ヤートン
三宅 弘城
ダーラ
峯村 リエ
老人
大倉 孝二
双児の妹
松永 玲子
ハンナ(老人の長女)
村岡 希美
ポーター
藤田 秀世
オンバ(老人の妻)
長田 奈麻
ヌヌーチェ
白石 遥
トビーアス
伊与 顕二
トットラータ
斉木 茉奈
ジョゼッぺ
小出 恵介
カーヤ(ムースコの娘)
谷村 美月
フラスカ
緒川 たまき
ヴァインツ
喜安 浩平
コッツオール
マギー
劇中アナウンス
吉増 裕二
音楽
鈴木 光介
美術
BOKETA
照明
関口 裕二
音響
水越 佳一
映像
上田 大樹
映像
大鹿 奈穂
衣装
前田 文子
ヘアメイク
武井 優子
ステージング
長田 奈麻
演奏
松本 健一

上演団体情報

ナイロン100℃の前身となる「劇団健康」は、1985年、当時のインディーズバンドブームの中心的存在にあったバンド「有頂天」のボーカルを務めていたKERAを中心に、犬山犬子(現・犬山イヌコ)、田口トモロヲ、みのすけらによって旗揚げされた。ナンセンス・コメディを中心とした本公演14作品と数々の番外公演を上演し、高い評価と人気を得るも、1992年に解散。翌1993年、再びKERAを主宰として、犬山、みのすけ、峯村リエ、三宅弘城、今江冬子、藤田秀世、手塚とおるらで、ナイロン100℃を立ち上げ、1st SESSIONとして『インタラクティブテクノ活劇 予定外』を発表。
公演をSESSIONと称することに表れているとおり、劇団員に加えて客演やクリエイティブ・スタッフとともに、ナイロン100℃にしかできない表現を生んでいる。
これまでナンセンスな笑いを交えた作品をはじめ、シチュエーション・コメディ、ミステリー・コメディなどを上演してきたが、近年は岸田國士、フランツ・カフカ、別役実などをオマージュした作品や、壮大な群像劇など、多彩な舞台を発表している。
2019年、第45回公演『百年の秘密』(再演・2018年上演)にて、第26回読売演劇大賞 最優秀作品賞を受賞。

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