根津の清水谷に住む、浪人者の萩原新三郎。二十一才ながらいまだ独身のやもめぐらし。二月のある日、ふとしたことで横川べりの寮に住む、飯島平左衛門の娘お露としりあう。その後二人は会う瀬もなかなかとれなかった。月日も流れ、お盆も近づいたある日、下男の伴蔵がのぞいた新三郎の部屋には、牡丹燈籠の灯も怪しく美しいお露の姿がー。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1929年創立。
2019年には劇団創立90周年を迎えた。
東京・新宿には人形劇専門劇場「プーク人形劇場」があり年間を通して公演を行っている。
劇場を拠点に、全国での公演のほか、時には海外でも上演。
映像部門の「スタジオ・ノーヴァ」ではテレビの人形劇製作に携わっている。
春にはイチゴ、夏にはリンゴ、秋にはキノコを狩りに・・・ 働くことが大好きなマルーシャに、冬の森へイチゴを採りに行かせる欲に眩んだ母と姉、そんなマルーシャを助けてくれたのは12月の精たちでした。1971年に初演し、1975年からは毎年プーク人形劇場にて12月に公演しています。3世代に渡り親しまれている作品。
井上ひさし氏初の文楽台本。1972年、フランスの作家・モリエールの喜劇「守銭奴」を翻案したものです。金壺に頬摺りし、人情を踏みつぶし、その強欲親父の名は「金仲屋金左衛門」。いつの世も人間の欲望には限りがありません。金の亡者「金仲屋左衛門」が織り成す人間喜劇。劇団創立70周年記念公演として初演。
古典落語で有名な「死神」の世界を人形芝居にー。人間の欲望は限りなく、いつの世もお金にまつわる諸々は喜劇を生み、悲劇を生み…。懸命にそれでいて不器用に生きる人間たちを、大胆な造形でディフォルメ。その人形たちにさらに動きの制限を付けた。より不器用に舞台で生きる人形たちが繰り広げる、怖くて滑稽な人形芝居をお楽しみ下さい。
ドラゴンっていったいどこにいるんでしょう?おとぎ話の中ではいつも燃えるような目をして口から火をはき、金色のりんごをえさに城のお姫さまをさらっていく悪者ですよね。今日はハッチの6回目の誕生パーティ。でもママの帰りは遅いしお客さまはまだまだやって来ません。大きなケーキと色とりどりのキャンデーや贈り物の山の中で、待ちくたびれたハッチはいつしか空想の世界へ……あらわれたのは、とてもはずかしがりやで、口から