娘を殺された両親と、殺した青年の両親が、「案内人」と呼ばれるコーディネーターとともに1泊2日の小旅行に出かける。行き先は殺した青年が収監されている東京拘置所。殺された娘は父のそばにいつも寄り添い、父に「あいつを殺して」と殺意を煽る。一方、殺した青年の母は1審で死刑判決が出て控訴を取り下げようとしている息子に「控訴して死刑を回避し、生きて償いなさい」と説得したいと考えている。隠しようのない憎しみを抱えた両親と、いたたまれなさではち切れそうな両親。果たして、この奇妙な小旅行の途上で二組の両親はどんな思いにかられ、旅の終わりにはどこに辿り着くのか。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
1986年7月の旗揚げ公演以来、2008年7月の解散公演(第60回公演)までの21年、古城十忍の作・演出による作品を上演。2009年よりワンツーワークスとして活動を再開する。
殺人事件の犯人は双子で、主犯格の弟「幸司」は死刑、補助役の兄「憲司」は無期懲役がそれぞれ確定する。刑務官たちは死刑囚となった幸司と日々接するうちに、「死刑の在り方」について自らに問い直していく。というのも死刑囚となった幸司は驚くほどの真人間へと更正していくのだが、無期懲役の憲司は自分の罪に真摯に向き合っているとは言い難かったからである。刑務官たちの心は揺れる。死刑は廃止すべきと考える者、刑が確定し
どこかさえない中年男「芳野」は、結婚相談所で知り合った「芳子」と晴れて結婚。理想の結婚生活を送れているはずだったが、完璧な避妊をしていたにもかかわらず芳子が妊娠する。さては浮気? 芳野は慌てて結婚相談所に駆け込んでいくが、そこで出会った精子バンクの営業マン「藤枝」に芳子が精子を買いに来たと聞かされる。――SEXを介さないベビー誕生。それは不妊に悩む女性たちへの福音なのか? それとも女性の体を実
ある会社の新規プロジェクトに各部署から8人の社員が集められる。元企画推進局次長「氷室」はチームリーダーとして意欲に燃えるが、営業三課から来た女性幹部「浅間」も「私もリーダーを任されている」と言う。かくしてプロジェクト・チームはたちまち二分されて徐々に対立が起こり始め、それはパワハラ、セクハラ、誹謗中傷、強制排除へとエスカレートしていく。果たしてチームの面々は無事にプロジェクトを達成できるのか?――
元新聞記者のヤブさんは、妻に先立たれ60代半ばで独り暮らし。やがてヤブさんの目に異変が起こる。右目で見える像と左目で見える像がブレ始め、二つの像はとうとう独立してしまったのだ……。ヤブさんから見れば娘の佐和子も2人、娘婿でかつての部下の松木も2人……。事態にうろたえたヤブさんは、なんとか収拾を図ろうと自分に言い聞かせ、ついに余計に見える像を消すことに成功するのだが、消されたのは本物の佐和子と松木
