演劇
アーカイブのみ

ナシャ・クラサ

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ナシャ・クラサ

『NASZA KLASA(ナシャ・クラサ)』ポーランド語で私たちの同級生という意味。この作品はポーランドのとある学校の同じ教室で学んだ男女10人の“歴史”を描いたもので、第二次世界大戦におけるユダヤ人への弾圧といった歴史的事実を通して彼らの人生に迫ります。
舞台のモデルとなっているのはポーランド北東部に位置するイェドバブネという小さな町。世界大戦によって国の東側をソビエトに占領され、その後独ソ不可侵条約を破って侵攻してきたドイツの占領下となる複雑な時代背景の中、10人の登場人物たちが如何にして生き、死んでいったのか。ポーランド人かユダヤ人か、変えようのない事実が運命を大きく左右する。かつてのクラスメートたちはその運命に翻弄され、抵抗すら出来ずに命を落とす者、誰かを犠牲にしても生きようとする者、それぞれの“歴史”が舞台上に刻まれることになる。それはあたかも彼ら自身の目で見、耳で聞き、心に記録された事実=歴史を振り返り、学ぶための授業のようである。この町でのユダヤ人虐殺に、ポーランド人が深く関わったといわれる歴史の暗部に鋭く切り込んだ本作は、本国ポーランドにおいて度々上演され、作者はこの作品でニケ賞(ポーランドで最も権威のある文学賞)を受賞しています。日本初演となる本作。

視聴方法

(要予約)早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
事前予約フォームより予約の上、ご来館ください。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
収録日
2012/5/17(Thu)
権利処理状況
アーカイブのみ

作品情報

上演情報
2012/5/18(Fri)~2012/6/1(Fri)文学座アトリエ(東京都)
出演者・
スタッフ
ゾハ
佐古 真弓
ラヘルカ後にマリアンナ
山本 郁子
ヤクプカツ
藤側 宏大
ルィシェク
川辺 邦弘
メナヘム
亀田 佳明
ズィグムント
沢田 冬樹
ヘニェク
中村 彰男
ヴワデク
清水 明彦
アブラム
釆澤 靖起
演出
高瀬 久男(文学座)
美術
島 次郎
照明
沢田 祐二
音楽
芳垣 安洋
音響効果
藤田 赤目
衣裳
前田 文子
舞台監督
加瀬 幸恵
制作
白田 聡
票券
鈴木 美幸
企画協力
中山 夏織
宣伝美術
森 さゆ里
受賞歴など
第20回読売演劇大賞最優秀作品賞
第20回読売演劇大賞優秀演出家賞(髙瀬久男)
第20回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞(島次郎)
第20回読売演劇大賞優秀スタッフ賞(沢田祐二)

上演団体情報

株式会社文学座

団体詳細・作品一覧を見る

劇団創立から85年を超える老舗劇団。日本の創作劇、和物、海外戯曲と幅広く上演。

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