夏。サマー。でもって、タイムマシン。
とある大学のSF研究会の部室にて。
「昨日に行って、壊れる前のリモコンを取ってくると!」
「そして、クーラーを復活させると!」
昨日と今日の因果を巡り、辻褄あわせの大往復。
20周年を迎えたヨーロッパ企画がおくる、13年ぶりのブルース。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
京都を拠点にコメディを上演する劇団。年に1度の劇団本公演では積極的な国内ツアーを展開。17年には「来てけつかるべき新世界」で上田誠が第61回岸田國士戯曲賞を受賞。劇団メンバーの活動は舞台にとどまらず映画、ドラマ、テレビ・ラジオ番組の製作、雑誌連載、イラスト、ゲーム制作、Youtube生配信、発明…などジャンルを超えて広がっている。
巨大カンパニーのビルに呼ばれた、ベンチャー企業の社員たち。もらったIDカードを首にぶら下げ、奥へ進むと、待っていたのは、重厚なゲート。襟を正しつつ、カードをかざしてゲートを開ければ、そこには上へと続く階段が。そして登った先には、2つ目のゲートが待ち受けていた。現れないCEO、現れ続けるフロア。クイズを解き、罰をくらい、ホットドッグを食べ、他社と出し抜きあい、あるいは協調しながら、ビルを登りつづける
「ここは新世界のはずれです。 しょうもない串カツ屋の娘がうちです」 「きて屋」に集うおっさんたちと、切り盛りするマナツ。 通天閣を見上げれば、飛びかうドローンの群れ。 野良ロボットはうろつき、炊飯器は将棋を指す。 飛田更地はVRの楽園。そして来てけつかるシンギュラリティ…。 テクノロジーとおっさんが切り結ぶ、SF人情喜劇。 「新世界コメディ」、大阪弁で送りまっさ。
中世、東欧。王権のかつての威光は翳り、諸侯が跋扈する混迷の時代。城では絶えずそこかしこで、建てましにつぐ建てましがなされている。そんな城で、パーティに戻る道すがら、迷ってしまった貴族と従者。歩けども歩けども、元の道には戻れず、見慣れぬ回廊が続くばかり。高みの見物の新興貴族、足手まといな辺境伯。不案内なメイドに、不遜な物乞い、通りすがる道化。はては城の秘密や、世界の危機までもが、壁のむこうに見え隠れ
1930年代のパリ、モンマルトル。セーヌ川で死んだ、不遇の画家のアトリエ。遺されていたのは、夥しい数のだまし絵。それらを処分しに来た、大家と周りの人々。児戯と嗤われ、時代ずれを哀れまれながら、時間の闇へと葬られゆく画家の魂が、しかし妙に、出てこようとしてる…!?世に放たれた異貌の奇劇、だまし絵コメディ。