青年・津島修治の嘘に爆笑し、
作家・太宰治の真実に涙あつく溢れる、
あの評伝劇が、演出鵜山仁と精鋭揃いのスタッフ、
実力派キャストで甦る。
昭和五年春。東京帝国大学に合格した青年、津島修治のちの太宰治。
「この世が今のような涙の谷であってはならぬ。
われわれはこの世から涙を退治する民衆の友でなければならぬ」と
帝大生の佐藤、早大生の山田、三人は生涯の友情を誓い合う。
そこに青森から大地主である津島家の番頭、中北が大切な話があるとやってきて―。
演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。
有料オンデマンド配信。事前に会員登録が必要です。(月額2,189円+レンタル2,500円)
私たちは、人を泣かせたり、笑わせたりしている会社です。
座付作者井上ひさしに関係する作品のみを専門に制作、上演しています。
1983年1月に創立し、84年4月『頭痛肩こり樋口一葉』公演で旗揚げ。
以降、新作、再演、こまつ座旗揚げ以前の井上作品も織り交ぜて、出演者・スタッフとも作品ごとに依頼し、その作品だけの一座を組むプロデュースシステムをとり、年平均4~6作品(200~250ステージ)を上演し続けています。
祈りのナガサキを舞台に紡がれる母と息子の命の物語
戦後"命"の三部作 第3作
井上ひさしが長年願った『父と暮せば』の対になる作品を残す、という構想を受け継ぎ、名匠・山田洋次監督が製作し大ヒットを記録した映画『母と暮せば』。長崎で被爆した母と亡き息子の幽霊の交流をつづった監督初のファンタジー作品は深い感動をよびました。舞台『父と暮せば』、『木の上の軍隊』に次ぐ、井上ひさし「戦後命の三部作」第三弾として、母と息子、そしてすべての「命」をつなぐ、深く温かい物語をお届けします。
大正元年(1912)9月13日明治大帝大喪の儀式当日。陸軍大将乃木希典閣下は静子夫人とともに自邸において自決した。なぜ乃木将軍は殉死しなければならなかったのか?将軍の愛馬たちが明かすばかばかしくて、かなしくて、おもしろくて、せつなくて、おまけにおおいにためになる死の真相。
1942年、アメリカ。ルーズベルト大統領の行政命令により、十一万人の日系人が強制収用所送りとなった。収容所の数は国内に十か所。前年の真珠湾攻撃により太平洋戦争がはじまり、アメリカは日系人の隔離政策を行ったのだ。 自国民を日系であるという理由だけで市民権を剥奪し、収容所に閉じこめ監視する。合衆国憲法違反である。 さて、舞台はカリフォルニア州の砂漠地帯マンザナ。バラックの強制収容所の一室。 朗読劇上演