演劇
アーカイブのみ

越後つついし親不知

越後つついし親不知
越後つついし親不知
演劇
アーカイブのみ

越後つついし親不知

歌合というのは、越後の親不知から、断崖を削ぎ割ったようにして入りこむ歌川渓流にそい、約5キロばかり山奥へのぼりつめたところにある寒村である。戸数はわずかに十七戸。大正八年、この村に住む瀬神留吉という男の許へ、おしんという美しい娘が嫁いできた。不幸な生い立ちのおしんにとって、留吉と老母いねとの生活は、貧しいながらも初めて仕合わせな生活と呼べるものであった。だが、夫の留吉が杜氏として伏見へ出稼ぎに出ていた時、悲劇がおしんを見舞った。身内の不幸でたまたま帰郷していた、<桑っ子>と呼ばれる権助と出会ってしまい、強引に軀を奪われてしまったのである。そして数か月後、おしんは自分が身ごもっていることを知るのだったが…。

視聴方法

早稲田大学演劇博物館
無償

演劇博物館別館6号館3階「AVブース」にて視聴可能です。

デジタルアーカイブデータ

利用方法/利用条件について
映像管理者
有限会社劇団文化座
収録日
2000/10/19(Thu)
権利処理状況
アーカイブのみ
上演分数
80分
映像分数
84分

作品情報

上演情報
2000/10/14(Sat)~2000/10/22(Sun)文化座アトリエ(東京都)
出演者・
スタッフ
おしん
佐々木 愛(劇団文化座)
脚本・演出
水上 勉(フリー)
照明
手島 栄一(ステージライティングスタッフ)
音響
佐々木 雄二(劇団文化座)

上演団体情報

劇団文化座は戦時下の1942(昭和17)年2月26日に結成される。同年4月第1回公演梅本重信作『武蔵野』で旗揚げ。敗戦間際の昭和20年6月、日本の現代劇の紹介という名目で満州に渡り2か月後に敗戦を迎え、一年間の難民生活を経て帰国。以来、「戦争と日本人」にこだわった作品、日本の底辺に生きる人々に寄り添った作品、現代を映す鏡となる現代劇を生み出し続けている。

劇団文化座の関連作品